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若き日のランドルがコビーとの1オン1を回顧「7-3で勝ってたんだけど…」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.06.07

コビー(右)とポストで1オン1をしたランドル(左)だが、完敗を喫したという。(C)Getty Images

 今季平均24.1点、10.2リバウンド、6.0アシスト、3ポイント成功率41.1%など素晴らしい成績を残し、エースとしてニューヨーク・ニックスを8年ぶりのプレーオフに導く原動力となったジュリアス・ランドル。残念ながらポストシーズンではアトランタ・ホークスの前に1回戦敗退を喫してしまったものの、オールスター初選出にMIPも受賞するなど、自己最高のシーズンを送ったと言っていいだろう。

 そんな26歳のパワーフォワードは、2014年のドラフトでロサンゼルス・レイカーズから1巡目7位指名を受けNBAキャリアをスタートさせた。当時、チームの中心にいたのはコビー・ブライアント。このリーグ史上最高のスーパースターと2年間をともに過ごすなかで、ランドルは練習への取り組み方やゲームに対する姿勢、ハードワークの大切さや謙虚さなどを学び、今季の成長へとつながったのだ。

 1年目を終えた2015年のオフ(ルーキーイヤーのランドルは開幕戦で右足を骨折し、わずか1試合の出場でシーズン終了)に出演した番組では、そのコビーとトレーニングした際のエピソードを披露していた。それによれば、ランドルはコビーに完膚なきまでに打ちのめされたそうだ。
 
「俺がジムに行くと、コビーが汗だくになってトレーニングしていた。彼に『Ju(ランドルの愛称)、こっちに来い』と言われて『いったいなんだ?』と思っていたら、ポストでの1オン1が始まったんだ。21点先取で勝負していて、最初は俺が7-3で勝っていたんだよ。そして、彼は俺を21-7で打ち負かしたんだ」

 ランドルの話が本当なら、コビーは3-7の劣勢の状況から、連続18得点をマークしたことになる。30代後半となっても驚異的な得点力、そして極度の負けず嫌いな性格を端的に示すエピソードと言えるだろう。そしてこの時の敗戦も、今季のランドルが急成長を遂げることができた一因となっているに違いない。

構成●ダンクシュート編集部

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