専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「彼はスーパースターじゃない」元NBA選手のアナリストが不発のジョージを酷評「チームに欲しいかどうか…」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.06.14

ジャズとの第1戦で不振に陥ったジョージ(左)を、ローズは「スーパースターじゃない」と一刀両断した。(C)Getty Images

ジャズとの第1戦で不振に陥ったジョージ(左)を、ローズは「スーパースターじゃない」と一刀両断した。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・クリッパーズは現在、ウエスタン・カンファレンス準決勝でシリーズ1勝2敗と、ユタ・ジャズにリードを許している。そのなかで、カワイ・レナードと並ぶ二枚看板に位置付けられるポール・ジョージに対し、元NBA選手のアナリストが痛烈な批判の言葉を浴びせている。

 ジョージは2010年のNBA入り後、インディアナ・ペイサーズ、オクラオマシティ・サンダー、クリッパーズの3チームで計11年間プレー。サンダー時代の2018-19シーズンにはリーグ2位の平均28.0点を記録するとともに、スティール王(平均2.21本)を戴冠。これまでオールNBAチーム選出5回、オールディフェンシブチーム選出4回、オールスター出場7回を誇る、リーグ屈指のオールラウンダーとして名を馳せている。

 今季のレギュラシーズンでも出場54試合で平均23.3点、6.6リバウンド、5.2アシストの成績を残し、チームのウエスト第4シード(47勝25敗)獲得に大きく貢献。しかし、プレーオフでもここまで全10試合にスターターとして名を連ね、平均24.3点と立派な数字をマークしているものの、ジャズとのカンファレンス準決勝第1戦では20得点をあげるもフィールドゴール成功率23.5%(シュート17本中4本成功)と苦しみ、接戦を落とす戦犯になってしまった。すると敵地ジャズのファンから、かつてペイサーズ時代にプレーオフで一段階上のプレーを見せることから、自らを“プレーオフP”と称していたことを揶揄され、「プレーオフP」「過大評価されている」とチャントを浴びせられてしまう。
 
 2000年にMIP(最も成長した選手)に輝き、ファイナル進出経験も持つNBAアナリストのジェイレン・ローズ(元ペイサーズほか)も、第1戦後に『ESPN』のポッドキャスト『Jalen & Jacoby』で「誰かポール・ジョージを見つけられたかい?」と厳しく批判。さらにシリーズ2連敗スタートとなったことを受け、『ESPN』の中継で、さらにジョージを酷評した。

「ポール・ジョージはスーパースターじゃない。チームのベストプレーヤーでさえないね。アンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ)はスーパースターかい?私のなかでは、素晴らしい選手で、オールNBAのパフォーマンスを見せていることが、必ずしもスーパースターを意味するわけじゃない。私にとってスーパースターは、自分のチームに欲しいかどうか。レブロン・ジェームズ(レイカーズ)はスーパースター。ポール・ジョージはオールNBAパフォーマーだ。素晴らしい選手だが、スーパースターと呼ぶ必要はない。私のなかでは、リーグ全体でもスーパースターと呼べるのは8~10人だからね」
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号