東京五輪

バスケ女子日本代表がアメリカに敗戦。五輪6連覇中の絶対女王から第1Qでリード奪うも、中盤に失速【東京五輪】

ダンクシュート編集部

2021.07.30

悲願の金メダルを目指す女子日本代表はアメリカ相手に奮闘を見せるも、17点差で敗戦。司令塔の町田はゲーム最多の11アシストをマークした。(C)Getty Images

 7月30日、バスケットボール女子日本代表(FIBAランキング10位)は東京五輪の予選ラウンド第2戦でアメリカ(同1位)と対戦。優勝候補を相手に粘りの戦いを見せたが、69-86で敗れた。

 今大会、金メダル獲得を目標に掲げる日本は、初戦で強豪フランス(同5位)を撃破。迎えたこの日の相手は、五輪50連勝中(最後に負けたのは1992年バルセロナ大会の準決勝)のアメリカ。過去6大会を無敗で頂点に立ち、今大会もWNBAのスター選手で固めた断トツの優勝候補だ。

 そんな"絶対女王"に対して、日本は序盤から一歩も引かず、第1クォーターを終えて30-28とリード。武器の機動力と巧みなパスワークから3ポイントを10本中6本沈めるなど持ち味を発揮し、ハイペースで得点を重ねた。
 
 しかし第2クォーター以降は徐々に3ポイントの精度が落ち始め、守備でも高さを生かした相手の攻撃を止められず。前半を終えて40-49、第3クォーターと第4クォーターもそれぞれ13-16、16-21と食らいついたが、17点差で敗れた。

 日本はキャプテンの高田真希がチーム最多の15得点、林咲希が12得点、オコエ桃仁花が11得点をマーク。司令塔の町田瑠唯が9得点、11アシストで攻撃を牽引したものの、序盤に好調だった3ポイントは最終的に38本放って10本成功の26.3%にとどまった。

 これで日本は予選ラウンド2試合を終えて1勝1敗。決勝トーナメント進出およびシード順がかかる第3戦は8月2日、アフリカ最上位のナイジェリア(同17位)と対戦する。

構成●ダンクシュート編集部