専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「レイカーズに立ち向かえる存在」ウォリアーズのファイナル進出を識者が大胆予想!<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.08.23

2018年を最後にプレーオフから遠ざかっているウォリアーズだが、スピアーズ記者は「ファイナルに行ける」と高く評価している。(C)Getty Images

2018年を最後にプレーオフから遠ざかっているウォリアーズだが、スピアーズ記者は「ファイナルに行ける」と高く評価している。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズは今夏、ラッセル・ウエストブルック、カーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワードというオールスター経験者を次々と補強し、2枚看板のレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスを含めた強力な陣容を整えた。今季の優勝候補筆頭とも目されるなか、『ESPN』のマーク・スピアーズ記者は、ゴールデンステイト・ウォリアーズを優勝候補に挙げている。

 昨季のウエスタン・カンファレンスはフェニックス・サンズが11年ぶりのプレーオフへ返り咲きファイナルまで勝ち進んだが、近年はユタ・ジャズ、デンバー・ナゲッツ、ロサンゼルス・クリッパーズ、レイカーズ、ダラス・マーベリックスが上位争いを繰り広げる形が続き、ウォリアーズは2年連続でポストシーズンを逃している。

 2015年から4年間で3度NBAの頂点に立ったウォリアーズは、ステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーンに加え、2年連続でシーズン全休を余儀なくされたクレイ・トンプソンが復帰予定。オフには、デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ベン・シモンズ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)らの獲得が噂されたが今のところ実現には至っておらず、アンドリュー・ウィギンズ、2年目のセンター、ジェームズ・ワイズマン、今年のドラフトで指名したジョナサン・クミンガ(全体7位)、モーゼス・ムーディー(同14位)も貴重な戦力になると目される。

 スピアーズ記者は『ESPN』の番組「The Jump」で、「サンアントニオ・スパーズはデイビッド・ロビンソンが負傷したあと、ティム・ダンカンを獲得した。トニー・パーカー、マヌ・ジノビリ、最終的にカワイ・レナードも加わった。スパーズは1999~2014年に優勝5回を果たしている」と一時代を築いたスパーズを例に、ウォリアーズについて見解を述べている。
 
「ワイズマン(20歳)、クミンガ(18歳)、ムーディー(19歳)という若手たちは、将来へのバトンを受け継ぐ。数年間優勝争いをするかもしれない。(新人の)クミンガはチームを助けるだろうし、サプライズとして期待している。ただ、一番はクレイ・トンプソンだ。トンプソンが健康を維持できれば、しっかりタイトルへの戦いができる」

 トンプソンは言わずと知れた“スプラッシュ・ブラザーズ”の1人で、長距離砲とディフェンスを武器とするが、過去2年は左ヒザ前十字靭帯断裂、右足アキレス腱断裂に見舞われて公式戦に出場していない。クリスマスゲーム前後での復帰がひとつの目安とされるなかで、スピアーズ記者は「本当に(ウォリアーズは)優勝できる?」との問いに、このように答えている。

「ああ、トンプソン、グリーン、ウィギンズも良い。ワイズマンも健康である必要があるが、ウォリアーズにはチャンピオンのDNAが流れている。レイカーズに立ち向かえる存在だと思う。ウエスタン・カンファレンスは上位5チームの争いが激しいけど、トンプソンが健康なら、ウォリアーズはファイナルへ行ける」

 2014-15シーズンから5年連続でファイナルに進出し、リーグ優勝3回と一時代を築いたウォリアーズ。新シーズンで優勝争いに舞い戻ることはできるだろうか。

構成●ダンクシュート編集部
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号