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現代なら「平均40点は余裕」ジョーダンを敬愛するアイバーソンが断言!「いつだって史上最強」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.08.29

アイバーソン(左)は尊敬するジョーダンについて現代でプレーすれば「軽々と(平均)40点はいくさ」と語った。(C)Getty Images

 8月26日、1990年代後半から2000年代にNBAで活躍したアレン・アイバーソンが、シャノン・シャープの番組「CLUB SHAY SHAY」に出演した。

 アイバーソンはNBA史上最も小柄な得点王と評されたレジェンド。フィラデルフィア・セブンティシクサーズやデンバー・ナゲッツなどで計14シーズンをプレーし、2001年にシーズンMVPを獲得したほか、オールスター選出11度、オールNBAチーム選出7度を誇り、得点王に4度、スティール王には3度輝いた実績を持つ。

 レギュラーシーズンのキャリア平均26.7点はNBA歴代7位、プレーオフでは同29.7点で歴代2位と、生粋のスコアラーとして知られており、世界中のバスケットボールプレーヤーへ影響を及ぼしてきた。

 そのアイバーソンが最もリスペクトする選手はマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)。レギュラーシーズン(30.1点)とプレーオフ(33.5点)の平均得点でいずれもNBA歴代トップを誇るスーパースターは、1986-87シーズンに自己最高となる平均37.1点を残すなど、通算10度の得点王に輝いている。
 
 番組内で「もしジョーダンが現行ルールでプレーしていたら平均でどれくらい残せるか?」というテーマにアイバーソンは、「今までの最高が37だっけ?じゃあ(平均)40点だな。楽勝さ。軽々と40はいくさ。ブラック・ジーザス(ジョーダン)からすれば平均40点は余裕だろう」と口にし、さらにこう続けていた。

「彼について話す時はいつも特別なんだ。俺はこれまでたくさん、彼のことが大好きだと言ってきた。彼がいなかったら、俺にはビジョンさえなかっただろう。今のバスケットボールプレーヤーとしてのアレン・アイバーソンがあるのは彼がいたからなんだ。彼は俺にとってベストな存在なのさ」

 18年の『The Player’s Tribune』のインタビューでも、アイバーソンは「ここ最近、マイクよりもレブロン(ジェームズ)が上だと多くの人が言っていることを耳にする。俺はレブロンのことが大好きだ。彼がプレーしている世代においてベストプレーヤーであり、史上最高の選手の1人だし、素晴らしい父親だ。それに最高のロールモデル(お手本)でもある。だがマイクこそが"G.O.A.T."(史上最強)だ。いつだってマイクが"G.O.A.T."であるべきなんだ」と、ジョーダンへの熱い思いを語っていた。
 
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