オールスター出場6回を誇るブレイク・グリフィンは、昨季途中にデトロイト・ピストンズとバイアウト(契約買い取り)で合意。その後に加入したブルックリン・ネッツでは、ケビン・デュラント、カイリー・アービング、ジェームズ・ハーデンという超強力ビッグ3と共闘した。そんなグリフィンから見てもデュラントは異次元にいるという。
デュラント&アービングを擁するネッツは今年1月、電撃トレードでヒューストン・ロケッツからハーデンを獲得。それぞれケガによる離脱期間があり、レギュラーシーズンで3人が揃った試合はわずか8回だったが、イースタン・カンファレンスの第2シード(48勝24敗)でポストシーズンに臨んだ。
ボストン・セルティックスを破って挑んだカンファレンス準決勝では、ヤニス・アデトクンボを擁するミルウォーキー・バックスと対戦。ハーデンがシリーズ初戦で右ハムストリングを負傷するもチームは先に王手をかけた。しかしアービングが右足首捻挫で第5戦以降を欠場した影響で最終的に3勝4敗と悔しい敗退を喫した。
グリフィンは、ロサンゼルス・クリッパーズ時代の同僚であるJJ・レディックがホストを務めるポッドキャスト番組『The Old Man and the Three』に出演した際、このバックスとのシリーズを振り返り、無念さをにじませた。
「カイ(アービング)がいたら、俺たちはミルウォーキーに勝てていただろう。カイのような(影響力のある)選手が抜けたら、どんなチームも変わってしまう。ジェームズ(ハーデン)が(第5戦から)戻ってきて3試合を戦い抜いたが、彼は本来の姿じゃなかった。状況もかなり違っていたしね。俺たちはシリーズ2-0とリードしていたが、そのあと(相手の)クリス・ミドルトンがステップアップした。ただ、カイがいればチャンスはあると思った」
そんな苦しい状況のなかでも、右足アキレス腱断裂から復活したデュラントはエースとして奮闘。第7戦の最終盤ではガス欠を起こしたが、シリーズ平均42.7分プレーして35.4点、10.6リバウンド、5.4アシスト、FG成功率49.7%と圧倒的なパフォーマンスを見せた。
東京五輪でアメリカ代表を金メダルに導くとともに大会MVPにも輝き、今や「史上最高のオフェンシブプレーヤー」との評価を受ける機会も少なくないデュラント。その点に関しては、グリフィンも同調して自身の見解を述べている。
「正直、何をしてるんだ?って感じだよ(笑)。ドリブルからのプルアップ・ミドルジャンパーを、顔の前に相手の手があるのに決めてしまうんだ。スピンムーブとか、タフショットとか、すべてが難しいものだけど、デュラントはどんなディフェンダーからも影響を受けない。彼ほど自分の世界でプレーできる選手を見たことがない。
俺としては、彼をサポートできる方法を探すだけだった。彼がシュートを打った時は、万一に備えてベースラインへスプリントで飛び込み、セカンドシュートを狙う。ベストは彼にボールを渡して、道を開けることだった(笑)」
これまで多くのスター選手やスコアラーと共闘してきたグリフィンにとっても、デュラントは別次元のプレーヤーのようだ。
構成●ダンクシュート編集部
デュラント&アービングを擁するネッツは今年1月、電撃トレードでヒューストン・ロケッツからハーデンを獲得。それぞれケガによる離脱期間があり、レギュラーシーズンで3人が揃った試合はわずか8回だったが、イースタン・カンファレンスの第2シード(48勝24敗)でポストシーズンに臨んだ。
ボストン・セルティックスを破って挑んだカンファレンス準決勝では、ヤニス・アデトクンボを擁するミルウォーキー・バックスと対戦。ハーデンがシリーズ初戦で右ハムストリングを負傷するもチームは先に王手をかけた。しかしアービングが右足首捻挫で第5戦以降を欠場した影響で最終的に3勝4敗と悔しい敗退を喫した。
グリフィンは、ロサンゼルス・クリッパーズ時代の同僚であるJJ・レディックがホストを務めるポッドキャスト番組『The Old Man and the Three』に出演した際、このバックスとのシリーズを振り返り、無念さをにじませた。
「カイ(アービング)がいたら、俺たちはミルウォーキーに勝てていただろう。カイのような(影響力のある)選手が抜けたら、どんなチームも変わってしまう。ジェームズ(ハーデン)が(第5戦から)戻ってきて3試合を戦い抜いたが、彼は本来の姿じゃなかった。状況もかなり違っていたしね。俺たちはシリーズ2-0とリードしていたが、そのあと(相手の)クリス・ミドルトンがステップアップした。ただ、カイがいればチャンスはあると思った」
そんな苦しい状況のなかでも、右足アキレス腱断裂から復活したデュラントはエースとして奮闘。第7戦の最終盤ではガス欠を起こしたが、シリーズ平均42.7分プレーして35.4点、10.6リバウンド、5.4アシスト、FG成功率49.7%と圧倒的なパフォーマンスを見せた。
東京五輪でアメリカ代表を金メダルに導くとともに大会MVPにも輝き、今や「史上最高のオフェンシブプレーヤー」との評価を受ける機会も少なくないデュラント。その点に関しては、グリフィンも同調して自身の見解を述べている。
「正直、何をしてるんだ?って感じだよ(笑)。ドリブルからのプルアップ・ミドルジャンパーを、顔の前に相手の手があるのに決めてしまうんだ。スピンムーブとか、タフショットとか、すべてが難しいものだけど、デュラントはどんなディフェンダーからも影響を受けない。彼ほど自分の世界でプレーできる選手を見たことがない。
俺としては、彼をサポートできる方法を探すだけだった。彼がシュートを打った時は、万一に備えてベースラインへスプリントで飛び込み、セカンドシュートを狙う。ベストは彼にボールを渡して、道を開けることだった(笑)」
これまで多くのスター選手やスコアラーと共闘してきたグリフィンにとっても、デュラントは別次元のプレーヤーのようだ。
構成●ダンクシュート編集部