10月30日(日本時間31日)にホームのキャピタル・ワン・アリーナで行われたヒューストン・ロケッツ戦。ワシントン・ウィザーズは158対159で惜しくも敗れてしまった。
それでも、この日ウィザーズがあげた158点はフランチャイズ史上2番目のハイスコア。トップは1990年12月29日(同30日)のデンバー・ナゲッツ戦(延長なし)で叩き出した161点だったが、1997-98シーズンにチーム名がブレッツからウィザーズに変更後では最多得点となった。
一方のロケッツは、ウィザーズ戦でフランチャイズ史上最多得点を更新。これまでの最多は、1991年1月10日(同11日)に残した156点だった。相手はこちらもナゲッツで、レギュレーション(48分間)で記録している。
「彼ら(ロケッツ)が得点できることは知ってたけど、僕らもあんなに得点できたことに驚いた」というブラッドリー・ビールの言葉が、NBAを見ている人たちによる大方の意見だろう。
ウィザーズはロケッツ相手にビールの46得点を筆頭に、八村塁が23得点、ダービス・ベルターンスが21得点、アイザイア・トーマスが17得点、今季初出場のトロイ・ブラウンJr.が14得点、トーマス・ブライアントが13得点、モリッツ・ヴァグナーが12得点と、7人が2桁得点をマーク。 「僕らは競い合ったし、ハードにプレーした。このチームには多才な選手がたくさんいるし、(相手チームにとって)脅威になる選手も多い。それに3ポイントシューターやスコアラーも多いんだ。僕らは今後も競い合える。誰がコートにいて、誰が得点するかにかかわらず、僕らはどんな相手だろうと手を引くつもりはないよ」とビールが自信を覗かせた。
「3ポイントには自信を持っていた」と明かした八村も、ロケッツ戦でようやくNBA初の3ポイント、しかも成功率100%(3/3)で決めたことで、ますます自信を深めたことだろう。
ウィザーズはホーム3連戦となっており、11月2日(同3日)にミネソタ・ティンバーウルブズ、4日(同5日)にデトロイト・ピストンズと対決する。
今季4試合を終えて3勝1敗と好調なウルブズだが、大黒柱のカール・アンソニー・タウンズが昨日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦で、ジョエル・エンビードと大乱闘の末に退場処分を食らい、2試合の出場停止処分を受けた。それだけに、ウルブズ戦は今季2勝目をあげる絶好のチャンスと言っていい。
先発パワーフォワードを務めることが濃厚な八村は、ウルブズ戦でロバート・コビントンとマッチアップすることになるだろう。
今季のコビントンは4試合で平均26.0分、10.3点、6.5リバウンド、1.0アシストと、特筆すべきスタッツを残しているわけではない。だが201㎝・95㎏のフォワードはウイングスパン(両手を広げた長さ)218㎝を誇り、一昨季にはオールディフェンシブファーストチームに選ばれるなど、守備に秀でた選手として知られる。
サイズやパワーでは八村に分があるものの、28歳のベテランは今季テイクチャージ(オフェンシブ・ファウル誘発)でリーグ10位(0.5回/現地10月30日終了時点)にランクイン。さらに、昨季までの4シーズンではいずれも平均1.6スティール以上を記録しているため、警戒すべき相手となる。
ウィザーズ第2の得点源となった八村としては、オフェンス時にコビントンの手の動きに注意し、ボールをしっかりプロテクトして高確率でショットを決めていきたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
それでも、この日ウィザーズがあげた158点はフランチャイズ史上2番目のハイスコア。トップは1990年12月29日(同30日)のデンバー・ナゲッツ戦(延長なし)で叩き出した161点だったが、1997-98シーズンにチーム名がブレッツからウィザーズに変更後では最多得点となった。
一方のロケッツは、ウィザーズ戦でフランチャイズ史上最多得点を更新。これまでの最多は、1991年1月10日(同11日)に残した156点だった。相手はこちらもナゲッツで、レギュレーション(48分間)で記録している。
「彼ら(ロケッツ)が得点できることは知ってたけど、僕らもあんなに得点できたことに驚いた」というブラッドリー・ビールの言葉が、NBAを見ている人たちによる大方の意見だろう。
ウィザーズはロケッツ相手にビールの46得点を筆頭に、八村塁が23得点、ダービス・ベルターンスが21得点、アイザイア・トーマスが17得点、今季初出場のトロイ・ブラウンJr.が14得点、トーマス・ブライアントが13得点、モリッツ・ヴァグナーが12得点と、7人が2桁得点をマーク。 「僕らは競い合ったし、ハードにプレーした。このチームには多才な選手がたくさんいるし、(相手チームにとって)脅威になる選手も多い。それに3ポイントシューターやスコアラーも多いんだ。僕らは今後も競い合える。誰がコートにいて、誰が得点するかにかかわらず、僕らはどんな相手だろうと手を引くつもりはないよ」とビールが自信を覗かせた。
「3ポイントには自信を持っていた」と明かした八村も、ロケッツ戦でようやくNBA初の3ポイント、しかも成功率100%(3/3)で決めたことで、ますます自信を深めたことだろう。
ウィザーズはホーム3連戦となっており、11月2日(同3日)にミネソタ・ティンバーウルブズ、4日(同5日)にデトロイト・ピストンズと対決する。
今季4試合を終えて3勝1敗と好調なウルブズだが、大黒柱のカール・アンソニー・タウンズが昨日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦で、ジョエル・エンビードと大乱闘の末に退場処分を食らい、2試合の出場停止処分を受けた。それだけに、ウルブズ戦は今季2勝目をあげる絶好のチャンスと言っていい。
先発パワーフォワードを務めることが濃厚な八村は、ウルブズ戦でロバート・コビントンとマッチアップすることになるだろう。
今季のコビントンは4試合で平均26.0分、10.3点、6.5リバウンド、1.0アシストと、特筆すべきスタッツを残しているわけではない。だが201㎝・95㎏のフォワードはウイングスパン(両手を広げた長さ)218㎝を誇り、一昨季にはオールディフェンシブファーストチームに選ばれるなど、守備に秀でた選手として知られる。
サイズやパワーでは八村に分があるものの、28歳のベテランは今季テイクチャージ(オフェンシブ・ファウル誘発)でリーグ10位(0.5回/現地10月30日終了時点)にランクイン。さらに、昨季までの4シーズンではいずれも平均1.6スティール以上を記録しているため、警戒すべき相手となる。
ウィザーズ第2の得点源となった八村としては、オフェンス時にコビントンの手の動きに注意し、ボールをしっかりプロテクトして高確率でショットを決めていきたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)