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ピッペンが著書で“最強チーム論”に言及「ブルズが6戦でウォリアーズに勝つ」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.11.12

著書内で90年代ブルズと10年代後半のウォリアーズを比較したピッペン。“最強チーム論”について「ブルズが6戦で勝つ」と主張した。(C)Getty Images

著書内で90年代ブルズと10年代後半のウォリアーズを比較したピッペン。“最強チーム論”について「ブルズが6戦で勝つ」と主張した。(C)Getty Images

 現地時間11月9日(日本時間10日)に発売されたスコッティ・ピッペンの初の自伝『Unguarded』。シカゴ・ブルズ時代の相棒マイケル・ジョーダンへの不満を赤裸々に告白するなど、その内容はファンの間で大きな話題となっている。

 そしてそのなかでピッペンは、1990年代に2度のスリーピートを成し遂げ、とりわけ1996年には当時のリーグ新記録となる72勝10敗を記録した黄金期ブルズと、ステフィン・カリーやクレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーン、ケビン・デュラントらを中心に、2010年代後半に王朝を建国したゴールデンステイト・ウォリアーズのどちらが優れているかについても言及。2度目の3連覇を達成した後期ブルズとウォリアーズのロースターを比較し、自分たちの方が上であることを主張している。

「マッチアップを見てみよう。デニス・ロッドマンとドレイモンド・グリーンのパワーフォワードは?デニスだ。ルーク・ロングリーとアンドリュー・ボーガッド/ジャベール・マギーのセンターは?ルークだね。マイケル・ジョーダンとクレイ・トンプソンのシューティングガードは?マイケルだ。私とケビン・デュラントのスモールフォワードは?どっちが勝ってもおかしくない。ゴールデンステイトに有利なマッチアップは、ステフ・カリーとロン・ハーパーのポイントガードだけだよ。

 もうひとつ。ウォリアーズのベンチには、トニー・クーコッチのようなスキルフルな選手はいなかった。予想は“Bulls in six(7戦シリーズにおいて、4勝2敗でブルズが勝利)”だ」
 
 各ポジションの優位性から、ブルズの勝利を予想したピッペン。ただ、この議論はピッペンら元NBA選手だけでなく、識者やファンの間でも活発に討論され続けている永遠のテーマであり、今後も答えが出ることはないだろう。

 奇しくも今季は、ここまでウォリアーズがリーグ最高成績の10勝1敗、ブルズもリーグ2位タイの8勝3敗とどちらも好成績を残している。もし両チームがこのまま好調を維持し、ファイナルで激突するようなことがあれば、先輩たちの“代理戦争”(ウォリアーズ側はカリー、トンプソン、グリーン、アンドレ・イグダーラは当時のメンバーだが)として盛り上がるかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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