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「誰よりもシュートを決めていた」現地メディアが八村塁の練習復帰を詳報!指揮官も歓迎「精神面で充実していた」

THE DIGEST編集部

2021.11.25

八村は戦列復帰に向け、着実に前進を続けているようだ。(C)Getty Images

 NBAワシントン・ウイザーズの八村塁の復帰が伝えられている。

 9月下旬からのトレーニングキャンプを個人的理由で不参加、その後10月のプレシーズンゲームも欠場と、チームとは別に、個人練習などの活動を続けていた。

 今月20日、ウィザーズの練習に短時間ながらも参加したと報じられており、その際のコートに立つ姿の写真などもネット上に配信され、大きな反響を呼んだ。

 そして現地時間22日、ウィザーズ傘下のキャピタルシティGOGOで練習を開始したことを、地元メディアが伝えている。同じく、ウィザーズ所属であり、足首の負傷で戦列を離れているダービス・ベルターンスとともに練習に参加しているとして『NBC Sports Washington』では、活動内容とともに、ウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチのコメントなども掲載している。

 記事の中では「精神的な面でも充実していた。たくさんのスクリプト、たくさんのシュート、たくさんの片付けをしました。でも、彼らがそこにいて、彼らがペースを持って物事を行なうのを見られたのは良かった」と、八村の動きを確認したヘッドコーチの感想も綴られている。
 
 また、ウィザーズが夏の間にスタッフを一新し、ロースターの約半数を刷新するなど、チーム状況が大きく変わったことから「ルイはチームの新しいプレーブック、用語、新しいチームメイトとの空間的な動き方を学ぶ必要がある」として、今後のチーム復帰へ向けてのプランも明かした。

 記事では、八村は今週中は同じように練習を続け、その後、ウィザーズと一緒に遠征しながら練習する可能性があることも伝えており、同メディアも「コートに戻ってくる大きな兆候」「日に日に進歩している」と期待と共に見通しも述べている。「チームメイトの誰よりもシュートを決めていた」として、プレーの一部もレポート。さらに、アンセルドJr.ヘッドコーチは、「まだ始まったばかりだが、彼がこのような日に参加してくれるのは非常に貴重」と、練習復帰を歓迎していた。

 八村がコートに立ち、練習を行なったという事実は喜ばしい出来事だ。それでも、指揮官の言葉通り本格復帰への道は始まったばかり。躍動する八村の姿がNBAの舞台で観られるまで、静かに見守りたいところだ。

構成●THE DIGEST編集部