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渡邊雄太、今季2戦目は3得点、1アシスト。初の3ポイント成功も、決定力を欠きチームも連敗<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.11.29

セルティックス戦で今季2度目の出場を果たした渡邊。前半に3ポイントを決めたが、後半は決定力を欠いた。(C)Getty Images

 現地時間11月28日(日本時間29日、日付は以下同)、トロント・ラプターズはホームでボストン・セルティックスと対戦し、97-109で敗戦。今季2度目の出場を果たした渡邊雄太は13分32秒のプレーで3得点(フィールドゴール1/6、3ポイント1/4)、2リバウンド、1アシストをマークした。

 ケガで開幕から出遅れていた渡邊は11月24日のメンフィス・グリズリーズ戦で今季初出場。26日のインディアナ・ペイサーズ戦はベンチを外れたものの、この日は再びメンバー入りして精力的な動きを見せた。

 試合開始直後、第1クォーター残り10分24秒に控えの一番手としてコートに立った渡邊は、相手のエースのジェイソン・テイタムとマッチアップ。ディフェンスでは激しいプレッシャーで苦しめたほか、前戦に続き、当初ファウル判定をされながらコーチチャレンジでノーファウルに覆る場面もあった。
 
 攻撃では同クォーター残り5分43秒にパス回しから今季初アシストを記録すると、第2クォーター残り6分2秒に今季初のフィールドゴールとなる3ポイントを成功。前半終盤にはディフェンス時のワンポイントとして起用されるなど、指揮官の信頼を感じさせた。

 しかし、後半は課題を残す結果に。チームが同点に追いついた第3クォーター残り5分59秒からコートに入るも、2本放った3ポイントはどちらも決められず、速攻での決定的なシュートもリングに嫌われた。出場時の得失点差はチーム最高の+15を記録したものの、フィールドゴールは6本中1本の成功にとどまり、第4クォーターは出番が回ってこなかった。

 試合は残り9分21秒にラプターズが1点差に迫るも、そこから25-14と引き離されて完敗。フレッド・ヴァンブリートが両軍最多の27得点、新人のスコッティ・バーンズが21得点をマークしたが、チーム全体でフィールドゴール成功率37.6%と決定力を欠いた。

 9勝12敗でイースタン・カンファレンス12位のラプターズは次戦、30日にホームでグリズリーズと対戦。渡邊にとっては今季2度目の古巣との顔合わせとなる。

構成●ダンクシュート編集部
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