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今季2度目の3連敗を喫したレイカーズ。離脱者続出の現状にレブロンは「現在地を見極めるのが難しい」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.12.23

開幕からなかなか戦力が揃わないレイカーズ。主砲レブロンも頭を悩ませているようだ。(C)Getty Images

 今季、キャリア19シーズン目を戦っているロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズ。今月末に37歳を迎える大ベテランは、ここまで平均37.0分をプレーし、26.4点、6.6リバウンド、6.6アシスト、1.70スティール、0.95ブロックという一線級の成績を残している。

 ここ2試合ではいずれもフィールドゴール成功率50%を超えながら30点以上をあげており、レブロン自身は決して調子が悪いわけではない。だが、チームは12月21日(現地時間)のフェニックス・サンズ戦を90-108で落として今季2度目の3連敗。16勝16敗(勝率50.0%)でウエスタン・カンファレンス6位タイにとどまっている。

「俺たちには分からない。どんなチームになっていくことができるのか、まったく見当がつかないんだ」

 シーズンの折り返し地点に差し掛かろうとしているなか、レブロンはサンズ戦後にそう漏らし、思うようにいかないもどかしさを露わにしていた。
 
 レイカーズは現在、新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入りのためエイブリー・ブラッドリー、マリーク・モンク、ケント・ベイズモア、オースティン・リーブスが離脱中。さらにアンソニー・デイビスが左ヒザの内側側副靭帯捻挫のため最低4週間の離脱、ケンドリック・ナンはヒザの痛みにより今季まだ出場できていない。

 チームは17日にアイザイア・トーマスと10日間契約を締結。32歳の小兵ガードは3試合で平均11.7点をあげるも、フィールドゴール成功率32.4%、3ポイント成功率26.3%と効果的とは言えず、3連敗に陥っている。

「全員が揃っていない今、このメンバーでどうやって評価できるんだ? 同じ先発陣で前回いつプレーしたのか、ベンチから出てくる選手たちも含めて同じローテーションを組むことができたのか、俺でさえ思い出せないんだ。長い時間がかかっている。だから今、評価するのは難しい」

 レブロンがそう口にしていたように、レイカーズは今季32試合で17パターンの先発ラインナップを起用しており、この数字はリーグ最多。ケガ人やプロトコルによる離脱はどのチームにも起こり得ることとは言え、新戦力を多く抱えるレイカーズには特に影響が大きい。
 
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