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NBA

MVPランキング圏外も、“キング”レブロンは達観「俺の名前が入り始めたら」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.01.07

37歳ながら依然としてトップクラスの成績を残しているレブロン。後半戦の活躍次第ではMVP争いに加わりそうだ。(C)Getty Images

37歳ながら依然としてトップクラスの成績を残しているレブロン。後半戦の活躍次第ではMVP争いに加わりそうだ。(C)Getty Images

 NBAで戦う選手たちにとって、最も価値があるのは所属チームの優勝に貢献してチャンピオンリングを手にすることだろう。それを主力として複数回達成すれば、歴代有数のスーパースターと評されるからだ。

 また、個人として最も栄誉あるアウォードにはシーズンMVPが挙げられる。選ばれるのは、長いレギュラーシーズンでチームを上位に導き、多くの投票者からその年の“最も価値ある選手”として認められた1人だけ。これまでの受賞者はほぼ全員がバスケットボール殿堂入りを果たしている。

 昨年12月31日(日本時間1月1日)に『NBA.com』へ掲載された今季のMVPランキングでは、1位から順にヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、ルディ・ゴベア(ユタ・ジャズ)の5人が並ぶ。
 
 6位から10位に入ったクリス・ポール(フェニックス・サンズ)、ジェームズ・ハーデン(ネッツ)、デマー・デローザン(シカゴ・ブルズ)、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、ザック・ラビーン(ブルズ)も含めて、彼らは所属チームにおいて絶大な存在感を放っており、今季のMVPを争う資格は十二分にあると言っていいだろう。

 そんななか、過去4度の受賞を誇る37歳の大ベテラン、レブロン・ジェームズはトップ10圏外。ロサンゼルス・レイカーズは現在20勝19敗(勝率51.3%)でウエスタン・カンファレンス6位、開幕前の期待とは裏腹に勝率5割前後を彷徨っているのが大きな要因である。

 しかし、レイカーズはここ5試合で4勝と上り調子。その原動力となっているのがレブロンだ。19年目の今季も平均28.6点、7.4リバウンド、6.5アシスト、1.70スティール、1.11ブロックと獅子奮迅の活躍を披露し、時には先発センターも務めるなどフル稼働している。

 MVPレースについて、レブロンは6日にこんな言葉を残している。
 
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