マイケル・ジョーダンとスコッティ・ピッペン。シカゴ・ブルズで2度の3連覇(1991~93、96~98)を成し遂げた黄金デュオだが、かつての絆は今や跡形もなく、関係は泥沼化している。元同僚のチャールズ・オークレーも、修復は不可能と考えているようだ。
ブルズのみならず、NBAの歴史において"史上最高のデュオ"とも言われ、抜群のコンビネーションで数々の強敵を蹴散らしたジョーダンとピッペンは、1990年代のリーグを席巻。お互いを認め合い、栄光のキャリアを歩んだ2人だが、2020年4~5月に米スポーツ専門局『ESPN』で公開されたブルズのドキュメンタリー『ザ・ラストダンス』をきっかけに、徐々に確執が表面化していく。
作品内では、チームのリーダーだったジョーダンが仲間を叱咤激励して奮起を促し、栄光へと導いたように描かれていたが、開幕前に足首の手術を遅らせたピッペンは"セルフィッシュ"な判断だったと非難された。ピッペンは昨年11月に発売した自伝『Unguarded』にまつわるインタビューで、ジョーダンが一緒にプレーしたなかでベストのチームメイトだと認めた一方、著書では「『ザ・ラストダンス』はマイケル・ジョーダンを称賛し、私と私の誇り高きチームメイトたちを十分に評価していない」と"格差"に不満を漏らしていた。
自伝出版後、ジョーダンからの連絡はなく、話す予定もないと主張したピッペン。1987-88シーズンにブルズでジョーダン&ピッペンと共闘し、その後は宿敵ニューヨーク・ニックスの一員としてしのぎを削ったチャールズ・オークレーは『The Bill Simmons Podcast』で最強デュオについて見解を示した。
「『ザ・ラストダンス』は、スコッティよりもデニス・ロッドマンとスティーブ・カーに長くスポットを当てていた。スコッティはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)のような選手であり、コート上で2人よりも多くのことをこなしていたんだけどね。それを観て、彼は自分が取り残されたように感じたのだろう。そして、ジョーダンがいなければ自分は優勝リングを6個も勝ち取れなかったとも感じたんだ」
ブルズのみならず、NBAの歴史において"史上最高のデュオ"とも言われ、抜群のコンビネーションで数々の強敵を蹴散らしたジョーダンとピッペンは、1990年代のリーグを席巻。お互いを認め合い、栄光のキャリアを歩んだ2人だが、2020年4~5月に米スポーツ専門局『ESPN』で公開されたブルズのドキュメンタリー『ザ・ラストダンス』をきっかけに、徐々に確執が表面化していく。
作品内では、チームのリーダーだったジョーダンが仲間を叱咤激励して奮起を促し、栄光へと導いたように描かれていたが、開幕前に足首の手術を遅らせたピッペンは"セルフィッシュ"な判断だったと非難された。ピッペンは昨年11月に発売した自伝『Unguarded』にまつわるインタビューで、ジョーダンが一緒にプレーしたなかでベストのチームメイトだと認めた一方、著書では「『ザ・ラストダンス』はマイケル・ジョーダンを称賛し、私と私の誇り高きチームメイトたちを十分に評価していない」と"格差"に不満を漏らしていた。
自伝出版後、ジョーダンからの連絡はなく、話す予定もないと主張したピッペン。1987-88シーズンにブルズでジョーダン&ピッペンと共闘し、その後は宿敵ニューヨーク・ニックスの一員としてしのぎを削ったチャールズ・オークレーは『The Bill Simmons Podcast』で最強デュオについて見解を示した。
「『ザ・ラストダンス』は、スコッティよりもデニス・ロッドマンとスティーブ・カーに長くスポットを当てていた。スコッティはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)のような選手であり、コート上で2人よりも多くのことをこなしていたんだけどね。それを観て、彼は自分が取り残されたように感じたのだろう。そして、ジョーダンがいなければ自分は優勝リングを6個も勝ち取れなかったとも感じたんだ」
関連記事
- 「ブルズは最強の王朝」ピッペンが改めてジョーダンとの関係に言及。ただ“謀反”について「まだ彼とは話していない」<DUNKSHOOT>
- 「ベストの選手だが、同時に軽視していた」識者がジョーダンとピッペンの“複雑な関係性”を明かす<DUNKSHOOT>
- “ジョーダン批判”で賛否両論のピッペンに新たな味方が出現。苦労を知る元同僚が擁護「彼は謂れのない誹謗中傷を受けた」<DUNKSHOOT>
- 「いろんな意味で悲しい」ピッペンのジョーダン批判に胸を痛めるヒル「レガシーが汚されるのは嫌だ」<DUNKSHOOT>
- 波紋を呼ぶ“ピッペン騒動”に元同僚が助け舟「この数年、彼は苦労していた」<DUNKSHOOT>