現地時間1月27日(日本時間28日、日付は以下同)、NBAは今年のオールスターでキャプテンならびにスターターに選ばれた選手たちを発表。イースタン・カンファレンスではケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)がキャプテンに就任した。
イーストのフロントコートではそのデュラントとヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、ガードにはデマー・デローザン(シカゴ・ブルズ)、トレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)がスターター枠として名を連ねた。
そして次に気になるのは2月3日に各チームのヘッドコーチ(HC)の投票で発表されるリザーブメンバーだろう。
1月31日終了時点で、リーグ9位の平均26.0点をあげているジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)、デローザンとともにブルズを浮上させたザック・ラビーンの選出は濃厚だが、マイアミ・ヒートのタイラー・ヒーローにもチャンスがある。
22歳のガードはキャリア3シーズン目の今季、42試合中32試合がベンチスタートながら、平均20.1点、4.8リバウンド、4.0アシストと、自己最高のシーズンを送っているのだ。
ヒートは31日のセルティックス戦を92-122で落としイースト首位から転落したものの、1位のブルズとのゲーム差はなく好位置をキープしている。
現在のチームにはジミー・バトラー、バム・アデバヨという実力者がいるが、両選手はケガなどで欠場も多く、ヒーローへ票が集まる可能性もあるのではないだろうか。
1日に『スポーツイラストレイテッド』へ掲載された記事のなかで、ヒートのエリック・スポールストラHCは「タイラー・ヒーローがオールスターになるのを是非とも見てみたい。彼はオールスターイヤーを送っていると思う。ベンチから出ているとはいえ、選ばれたら最高だろうね。我々は彼を6人目のスターターとして見ている」と語っていた。
31日に『NBA.com』へ掲載された記事の中でも、指揮官は「彼は単なるシューターとは程遠い。ショットクリエーターなんだ。プレーメーカーとして本当に成長を遂げているよ」と絶賛していた。
ルーキーシーズン(19-20)にNBAファイナルを経験したヒーローは、大舞台でも堂々のプレーを見せ、強烈なインパクトを残した。昨季は伸び悩んだ印象もあったが、今季はアグレッシブに点を取りにいっており、最優秀シックスマン賞の最有力候補に挙がっている。
「僕は努力家で、ハードに練習する男。だからジムに入り浸るんだ。いつもオフシーズンでは最後まで残ってやるような男なのさ。そこで自分のゲームを磨き上げていくんだ」
そう口にしていたヒーローが球宴の舞台に立つことができれば、さらに自信がつくことは間違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
イーストのフロントコートではそのデュラントとヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、ガードにはデマー・デローザン(シカゴ・ブルズ)、トレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)がスターター枠として名を連ねた。
そして次に気になるのは2月3日に各チームのヘッドコーチ(HC)の投票で発表されるリザーブメンバーだろう。
1月31日終了時点で、リーグ9位の平均26.0点をあげているジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)、デローザンとともにブルズを浮上させたザック・ラビーンの選出は濃厚だが、マイアミ・ヒートのタイラー・ヒーローにもチャンスがある。
22歳のガードはキャリア3シーズン目の今季、42試合中32試合がベンチスタートながら、平均20.1点、4.8リバウンド、4.0アシストと、自己最高のシーズンを送っているのだ。
ヒートは31日のセルティックス戦を92-122で落としイースト首位から転落したものの、1位のブルズとのゲーム差はなく好位置をキープしている。
現在のチームにはジミー・バトラー、バム・アデバヨという実力者がいるが、両選手はケガなどで欠場も多く、ヒーローへ票が集まる可能性もあるのではないだろうか。
1日に『スポーツイラストレイテッド』へ掲載された記事のなかで、ヒートのエリック・スポールストラHCは「タイラー・ヒーローがオールスターになるのを是非とも見てみたい。彼はオールスターイヤーを送っていると思う。ベンチから出ているとはいえ、選ばれたら最高だろうね。我々は彼を6人目のスターターとして見ている」と語っていた。
31日に『NBA.com』へ掲載された記事の中でも、指揮官は「彼は単なるシューターとは程遠い。ショットクリエーターなんだ。プレーメーカーとして本当に成長を遂げているよ」と絶賛していた。
ルーキーシーズン(19-20)にNBAファイナルを経験したヒーローは、大舞台でも堂々のプレーを見せ、強烈なインパクトを残した。昨季は伸び悩んだ印象もあったが、今季はアグレッシブに点を取りにいっており、最優秀シックスマン賞の最有力候補に挙がっている。
「僕は努力家で、ハードに練習する男。だからジムに入り浸るんだ。いつもオフシーズンでは最後まで残ってやるような男なのさ。そこで自分のゲームを磨き上げていくんだ」
そう口にしていたヒーローが球宴の舞台に立つことができれば、さらに自信がつくことは間違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)