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NBA

指揮官や同僚も憤慨するヨキッチの“ファウル問題”。昨季のフリースロー獲得率には驚きのデータも<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2022.01.31

レフェリーから“過小評価”されているヨキッチに、同僚ゴードンやマローンHCは遺憾の意を示している。(C)Getty Images

レフェリーから“過小評価”されているヨキッチに、同僚ゴードンやマローンHCは遺憾の意を示している。(C)Getty Images

 ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボとともに、ヨーロッパ人選手として今年のオールスターの先発メンバーに選ばれたニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)。今季もすでにトリプルダブルは12回、第14週には自身10回目の週間最優秀選手に選出され、受賞回数で球団最多のカーメロ・アンソニー(現ロサンゼルス・レイカーズ)に並ぶなど、抜群の貢献度を示している。

 現地時間1月28日のニューオリンズ・ペリカンズ戦では前半こそ7得点に押さえ込まれたものの、第3クォーターに3連発で3ポイントを沈めると、そこまで接戦だったゲームは一気にデンバー優勢の展開に。そのまま116-105で逃げ切り勝利を収めた。

 この試合でヨキッチはゲームハイの29得点をマーク。そして彼に次ぐ20得点を奪取したフォワードのアーロン・ゴードンは「ヨキッチが3ポイントを決め出したら、ほとんどガードは不可能だ。MVPたる仕事をしてくれているといった感じだね」とチームメイトを称賛した。
 
 “Mr.50”ことダンカーのゴードンは、昨季3月にオーランド・マジックからトレードで加入して以来、ヨキッチとも息のあったパフォーマンスを披露。そんな彼は先日、ヨキッチに対する審判の判定――16日のユタ・ジャズ戦で、ヨキッチに与えられたフリースローがわずか3本だったこと――について、堂々と意見を述べている。

「こんなのクレイジーだ。信じられないよ。彼はほとんどあらゆるプレーでファウルを受けている。だけどレフェリーはその都度笛を吹いているわけじゃない。ヨキッチの周りには敵が群がり、彼のことをひっ捕まえようとするけれど、そんな時でも彼は他の選手と同じようなジャッジを受けていないんだ。それは正しいとは言えないよ。

 起きていないものについてファウルにしてくれと頼んでいるんじゃない。他の選手と同じように正しくジャッジしてほしいと言っているだけだ。実際、彼は常にファウルを受けているんだから」
 
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