ゴールデンステイト・ウォリアーズが波に乗っている。
チームはステフィン・カリーとともに根幹を担うドレイモンド・グリーンを事実上16試合連続で欠きながら、現在8連勝と好調をキープ。現地時間2月5日終了時点でウエスタン・カンファレンス2位の40勝13敗(勝率75.5%)、ウエスト首位かつリーグトップの42勝10敗(勝率80.8%)を残すフェニックス・サンズとは2.5ゲーム差で、まだまだ首位の座を狙える位置にいる。
3日のサクラメント・キングス戦ではクレイ・トンプソンが前半だけでフィールドゴール成功率77.8%(7/9)、3ポイント成功率75.0%(6/8)の20得点と爆発。試合を通じて今季最多タイの23得点にシーズンハイの7アシストをあげて126-114の勝利に貢献した。
試合後、トンプソンは「嬉しかったね。でも僕は今夜のようなプレーをもっと築いていきたい。いつでもショットを沈められるようにしていきたい」と気を引き締めていた。
この日の活躍は相棒のカリーにとっても喜ばしい出来事だったようだ。司令塔役のグリーンに代わってここ9試合で平均7.9アシストをマークするチームリーダーは、「最高だったよ。彼があれだけいいリズムになると、どんなショットでも入るような気がするね。彼はどんな瞬間であろうと一気に調子を上げることができる。僕らはそれを目にするのが大好きだし、チーム全体に大きな自信を与えてくれるんだ」と目を細めた。
さらにこの試合で、トンプソンは大事な記録を更新。レギュラーシーズンの通算3ポイント成功数を1829本まで伸ばし、コビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ/1827本)を抜いてNBA歴代20位へ浮上したのだ。
タイプこそ違えど同じシューティングガードとして一時代を築き、2020年1月26日にヘリコプター墜落事故によって他界したレジェンドについて、トンプソンは自身の想いを語る。
「とても光栄なことだ。僕らは彼に会えなくてとても寂しい。彼は唯一無二の存在で、僕がバスケットボールをプレーするうえで最も大きな影響を与えてくれた人なんだ。彼とジジ(コビーの娘)が本当に恋しい」
約2年半ものブランクがありながら、半分以下の試合数で憧れのコビーの記録を上回ったトンプソン。必殺の3ポイントはキャリア平均で2.9本、成功率も41.8%という高精度を誇るだけに、コートに立ち続けることさえできれば、今後も着実に順位を上げていくに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
チームはステフィン・カリーとともに根幹を担うドレイモンド・グリーンを事実上16試合連続で欠きながら、現在8連勝と好調をキープ。現地時間2月5日終了時点でウエスタン・カンファレンス2位の40勝13敗(勝率75.5%)、ウエスト首位かつリーグトップの42勝10敗(勝率80.8%)を残すフェニックス・サンズとは2.5ゲーム差で、まだまだ首位の座を狙える位置にいる。
3日のサクラメント・キングス戦ではクレイ・トンプソンが前半だけでフィールドゴール成功率77.8%(7/9)、3ポイント成功率75.0%(6/8)の20得点と爆発。試合を通じて今季最多タイの23得点にシーズンハイの7アシストをあげて126-114の勝利に貢献した。
試合後、トンプソンは「嬉しかったね。でも僕は今夜のようなプレーをもっと築いていきたい。いつでもショットを沈められるようにしていきたい」と気を引き締めていた。
この日の活躍は相棒のカリーにとっても喜ばしい出来事だったようだ。司令塔役のグリーンに代わってここ9試合で平均7.9アシストをマークするチームリーダーは、「最高だったよ。彼があれだけいいリズムになると、どんなショットでも入るような気がするね。彼はどんな瞬間であろうと一気に調子を上げることができる。僕らはそれを目にするのが大好きだし、チーム全体に大きな自信を与えてくれるんだ」と目を細めた。
さらにこの試合で、トンプソンは大事な記録を更新。レギュラーシーズンの通算3ポイント成功数を1829本まで伸ばし、コビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ/1827本)を抜いてNBA歴代20位へ浮上したのだ。
タイプこそ違えど同じシューティングガードとして一時代を築き、2020年1月26日にヘリコプター墜落事故によって他界したレジェンドについて、トンプソンは自身の想いを語る。
「とても光栄なことだ。僕らは彼に会えなくてとても寂しい。彼は唯一無二の存在で、僕がバスケットボールをプレーするうえで最も大きな影響を与えてくれた人なんだ。彼とジジ(コビーの娘)が本当に恋しい」
約2年半ものブランクがありながら、半分以下の試合数で憧れのコビーの記録を上回ったトンプソン。必殺の3ポイントはキャリア平均で2.9本、成功率も41.8%という高精度を誇るだけに、コートに立ち続けることさえできれば、今後も着実に順位を上げていくに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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