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NBA

NBAオールスターに惜しくも落選した名手たち。所属チームの指揮官が「見落とされている」と熱弁<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.02.06

キャブズのアレンは今季、平均16.2点、11.0リバウンドと自己ベストの成績を残すも、オールスターには選ばれなかった。(C)Getty Images

キャブズのアレンは今季、平均16.2点、11.0リバウンドと自己ベストの成績を残すも、オールスターには選ばれなかった。(C)Getty Images

 現地時間2月3日、NBAは今月20日にオハイオ州クリーブランドのロケットモーゲージ・フィールドハウスで開催される「NBAオールスターゲーム2022」のリザーブメンバーを発表した。

 各チームのヘッドコーチ投票によって選ばれたメンバーは以下の通りだ(以降チーム名は略称)。

■イースタン・カンファレンス
ジミー・バトラー(ヒート/2年ぶり6回目)
ダリアス・ガーランド(キャバリアーズ/初選出)
ジェームズ・ハーデン(ネッツ/10年連続10回目)
ザック・ラビーン(ブルズ/2年連続2回目)
クリス・ミドルトン(バックス/2年ぶり3回目)
ジェイソン・テイタム(セルティックス/3年連続3回目)
フレッド・ヴァンブリート(ラプターズ/初選出)

■ウエスタン・カンファレンス
デビン・ブッカー(サンズ/3年連続3回目)
ルカ・ドンチッチ(マーベリックス/3年連続3回目)
ルディ・ゴベア(ジャズ/3年連続3回目)
ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ/4年ぶり4回目)
ドノバン・ミッチェル(ジャズ/3年連続3回目)
クリス・ポール(サンズ/3年連続12回目)
カール・アンソニー・タウンズ(ウルブズ/3年ぶり3回目)

 今回選ばれた14名はそれぞれ個人成績、実際のパフォーマンスとも今年の球宴入りにふさわしい選手たちだ。その一方で、彼ら以外にもオールスターに選ばれてもおかしくない活躍をしながら涙を呑んだ選手たちがいる。
 
 イーストでは昨季の新人王で、今季平均19.8点、7.2リバウンド、7.6アシスト、1.50スティールとさらなる成長を遂げたラメロ・ボール(ホーネッツ)、そして5日終了時点でイースト4位の32勝21敗(勝率60.4%)を誇るキャブズのジャレット・アレンがその筆頭だろう。

 4日のホーネッツ戦を前に、キャブズのJB・ビッカースタッフHCは「ジャレットは見落とされていると思う。彼がシーズンを通してやっていることを見れば、彼がオールスター入りできない理由はない。リーグには素晴らしい選手たちが数多くいるから難しいんだろう。だが勝利を重ねていることをリスペクトするのであれば、ジャレット・アレンをオールスターチームに入れないなどありえないこと」と語った。

 キャブズ在籍2シーズン目の今季、アレンは平均16.2点、11.0リバウンド、1.36ブロックにフィールドゴール成功率67.4%という好成績を残しており、イースト上位の戦績を残すチームの躍進に大きく貢献。今年のオールスター開催地はキャブズの本拠地だけに、初選出されたガーランドとともにアレンも球宴デビューすることを期待していた者は多かっただろう。
 
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