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「ピッペンはレブロンと同じ」ペイトンが現役時代のライバルに言及「周りの選手を向上させたベストプレーヤー」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.02.18

1995年のファイナルでブルズと対戦したペイトン(左)が、ピッペン(右)とジョーダンについて語った。(C)Getty Images

 シカゴ・ブルズ黄金期の一員だったスコッティ・ピッペンは、2020年4~5月にドキュメンタリー『ザ・ラストダンス』が放映されて以降、かつての相棒マイケル・ジョーダンとの関係が悪化し、たびたびメディアを賑わせている。そのなかで、殿堂入り選手のゲイリー・ペイトンが現役時代にしのぎを削ったライバルたちについて見解を示している。

 ピッペンはブルズで1991~93年、96~98年に2度の3連覇を達成。リーグ屈指のオールラウンダーとして名を馳せ、ジョーダンとのデュオは"史上最高"の呼び声も高い。9年半の共闘し、2010年のピッペンの殿堂入りの際にはジョーダンがプレゼンターを務めるなど、引退後も両者は堅い絆で結ばれているように思われた。
 
 しかし、1997-98シーズンのブルズの優勝を追ったドキュメンタリー『ザ・ラストダンス』が、ジョーダンを英雄のように扱い、自身はチームのことを考えず足首の手術を受けるのを遅らせた"アンセンルフィッシュな男"に描かれたことに、ピッペンが不快感を示した。

 昨年11月に発売した自伝『Unguarded』でも、ピッペンはジョーダンを公然と批判。さまざまなOBや現役選手がコメントするなど、大きな反響を呼んだ。そのなかで、ピッペンとジョーダンについて、新たに意見を述べたのが現役時代に攻撃的ガードとして鳴らしたペイトンだ。
 
"バッドボーイズ"の異名を取ったデトロイト・ピストンズのメンバーで、1995-96シーズン途中にブルズへ移籍したジョン・サリーが『VLAD TV』で「ピッペンは私が一緒にプレーした中で最も熟練した選手だった。マイケルはスコッティがあのレベルになるまで、(1人では)勝てなかった」と話したことについてペイトンは、ジョーダン&ピッペンと「一緒にプレーしていない」との理由で「ジョンには同意できない」とし、言葉を続けた。

「ピッペンはゲームを変えたオールラウンドなバスケットボールプレーヤーだった。なぜなら彼はどんな相手でも守れて、得点ができ、アシストもブロックも、何でもこなせた。周りの選手を向上させたベストプレーヤーと言えるだろう。一方でマイケルは、得点とビッグショットを決めることに長けていた。ジョーダンとレブロン(ジェームズ)が比較できないのと一緒だ。なぜなら、レブロンはよりオールラウンドな選手だからね。ピッペンはレブロンと同じと考えていい。おぞらく、ジョンはそういうことを言いたかったのだろう。そうだとすれば、俺も同意見だ」
 
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「彼がいなかったらブルズはあれだけ勝つことはできなかった」