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八村塁の先発昇格はあるか?現地メディアがウィザーズのシーズン後半における“5つの疑問点”をピックアップ<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.02.23

ウィザーズの上位進出には八村や新加入のポルジンギス(右)をはじめ、フォワード陣の活躍が不可欠となる。(C)Getty Images

 現地時間2月22日『NBC Sports Washington』へ、オールスターブレイク明けのワシントン・ウィザーズにおける5つの疑問という記事が掲載された。地元メディアが挙げた5つの疑問点は下記の通り。

1:クリスタプス・ポルジンギスがどれだけプレーできるのか?
2:プレーイン・トーナメントか、それともロッタリー行きか?
3:どの若手選手が台頭するのか?
4:センターで誰が出場時間を手にするのか?
5:ディフェンスは改善できるのか?

 ウィザーズは今月10日のトレード・デッドラインに、アーロン・ホリデーをフェニックス・サンズ、モントレズ・ハレルをシャーロット・ホーネッツ、スペンサー・ディンウィディーとダービス・ベルターンスをダラス・マーベリックスに放出し、ホーネッツからイシュ・スミスとバーノン・キャリーJr.、マブズからポルジンギスを獲得した。

 これらのトレードの目玉はもちろん、元オールスターのポルジンギスだ。221センチ・108キロの26歳はポストプレーからドライブ、ジャンパーに3ポイントと難なくこなすことができ、ブロッカーとしても計算できる万能型ビッグマン。

 ヒザの骨挫傷のためウィザーズでの出場はまだないが、今季平均19.2点、7.7リバウンド、1.7ブロックを残す男が後半戦で毎試合出場できれば、大きな戦力となることは間違いない。
 
 だがウィザーズのロースターにはトーマス・ブライアントとダニエル・ギャフォードという2人のセンターに加え、パワーフォワードにもカイル・クーズマ、八村塁、アンソニー・ギルがいる。

 ハウル・ネトやケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、スミスといったガードを3枚並べる"3ガード体制"を好むウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチ(HC)が考えを改めない限り、今後もフォワードまたはセンターを計2枚コートに送り出す時間帯が多くなるだけに、フロントコートの起用法は気になるところ。

 イースタン・カンファレンス11位の27勝31敗(勝率46.6%)でオールスターブレイクを迎えたウィザーズは、今季チームトップの平均23.2点、6.6アシストをあげていたブラッドリー・ビールが左手首のケガで残り試合の欠場が発表されており、得点源が不在の中で後半戦を戦い抜かなければならない。

 24日から始まる後半戦の24試合のうち、勝率5割を上回るチームとの対戦は9試合と比較的恵まれている。その一方で、今季12勝16敗と負け越しているアウェーゲームが13試合と多く、プレーイン・トーナメント進出を争うチームとの対戦を多く残していることから、2年連続のプレーオフ出場は黄信号が灯っている状態だ。
 
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