現地時間3月13日に行なわれたフェニックス・サンズ戦。ロサンゼルス・レイカーズは最大35点ビハインドを背負うなどウエスト首位の強豪相手に歯が立たず、最終スコア111-140で大敗を喫した。
それでも、この日ゲームハイの31得点に7リバウンド、6アシストを叩き出したレブロン・ジェームズは、第2クォーター序盤に2003年のドラフト同期カーメロ・アンソニーの3ポイントをアシストしたことで、NBA史上7人目となる通算1万アシストをクリア。
この試合を迎える前の時点で、37歳のスーパースターは通算3万6793得点(歴代3位)、1万143リバウンド(同39位)を残していたことで、NBA史上初となる通算3万得点、1万リバウンド、1万アシストという前人未到の偉業を達成。
「俺は今、得点、リバウンド、アシストができるという自分のゲームを、スタッツのカテゴリーで具現化できた」とレブロンは史上初の快挙について触れ、「スタッツで言えば最高と言えるかもしれない」と語り、さらにこう続けた。
「こんなことが起こってしまうと、もう言葉が出ない。俺は(オハイオ州の)アクロン出身で、最高のレベルでプレーし、このリーグでやってきたからね」
レブロンは今季で現役最長タイとなる19シーズン目。だが今季もリーグ2位の平均29.7点に加えて8.1リバウンド、6.3アシスト、1.4スティール、1.0ブロックと、超一線級の活躍を見せている。
キャリア通算トリプルダブル達成数でNBA歴代5位の104回を誇る稀代の万能戦士は「試合終了後にチームメイトが祝福してくれた。ママがテキストを送ってくれたんだ。ハーフタイムの時点で俺は(記録を達成していると)信じていて、試合後に分かった」と自らの偉業を振り返っていた。
サンズ戦を終えて通算3万6824得点としたことで、カール・マローン(元ユタ・ジャズほか)が保持する歴代2位の3万6928得点を突破することは確実。
「このシーズンにどんなことが待っていようと、このリーグの一員でいられることをありがたく思う。(シーズンという)長いマラソンが終わるまで、勝利を重ねるべくやってみせる。そして今夜は俺だけでなく、自分の家族や友人たちにとって特別な日になった」
レブロンが今のチーム戦績に満足することはあり得ない。しかし、この日にレイカーズのスーパースターが成し遂げた通算3万得点、1万リバウンド、1万アシストは、世界最高のバスケットボールリーグで長期間に渡ってハイレベルな活躍を続けなければ到底たどり着けない領域である。
この偉業が、今後誰も到達することができない金字塔となる可能性は大いにあるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
それでも、この日ゲームハイの31得点に7リバウンド、6アシストを叩き出したレブロン・ジェームズは、第2クォーター序盤に2003年のドラフト同期カーメロ・アンソニーの3ポイントをアシストしたことで、NBA史上7人目となる通算1万アシストをクリア。
この試合を迎える前の時点で、37歳のスーパースターは通算3万6793得点(歴代3位)、1万143リバウンド(同39位)を残していたことで、NBA史上初となる通算3万得点、1万リバウンド、1万アシストという前人未到の偉業を達成。
「俺は今、得点、リバウンド、アシストができるという自分のゲームを、スタッツのカテゴリーで具現化できた」とレブロンは史上初の快挙について触れ、「スタッツで言えば最高と言えるかもしれない」と語り、さらにこう続けた。
「こんなことが起こってしまうと、もう言葉が出ない。俺は(オハイオ州の)アクロン出身で、最高のレベルでプレーし、このリーグでやってきたからね」
レブロンは今季で現役最長タイとなる19シーズン目。だが今季もリーグ2位の平均29.7点に加えて8.1リバウンド、6.3アシスト、1.4スティール、1.0ブロックと、超一線級の活躍を見せている。
キャリア通算トリプルダブル達成数でNBA歴代5位の104回を誇る稀代の万能戦士は「試合終了後にチームメイトが祝福してくれた。ママがテキストを送ってくれたんだ。ハーフタイムの時点で俺は(記録を達成していると)信じていて、試合後に分かった」と自らの偉業を振り返っていた。
サンズ戦を終えて通算3万6824得点としたことで、カール・マローン(元ユタ・ジャズほか)が保持する歴代2位の3万6928得点を突破することは確実。
「このシーズンにどんなことが待っていようと、このリーグの一員でいられることをありがたく思う。(シーズンという)長いマラソンが終わるまで、勝利を重ねるべくやってみせる。そして今夜は俺だけでなく、自分の家族や友人たちにとって特別な日になった」
レブロンが今のチーム戦績に満足することはあり得ない。しかし、この日にレイカーズのスーパースターが成し遂げた通算3万得点、1万リバウンド、1万アシストは、世界最高のバスケットボールリーグで長期間に渡ってハイレベルな活躍を続けなければ到底たどり着けない領域である。
この偉業が、今後誰も到達することができない金字塔となる可能性は大いにあるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)