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NBA

レブロンは1年目以来の「出場ゲーム負け越し」に。不完全燃焼のキングは最年長得点王を狙うのか?<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.04.08

出場した試合での負け越しはプロ1年目以来。シーズン残りは僅差で2位につける得点王レースに注目が集まる。(C)Getty Images

出場した試合での負け越しはプロ1年目以来。シーズン残りは僅差で2位につける得点王レースに注目が集まる。(C)Getty Images

 開幕前は優勝候補に挙げられながら、カンファレンス10位まで進めるプレーイン・トーナメント進出すらも逃したロサンゼルス・レイカーズ。周囲の期待を大きく裏切ったチームに加え、主砲レブロン・ジェームズのある記録にも注目が集まっている。

 その記録とは、プロ2年目から17年続いていた「出場ゲームで勝ち越し」というもの。

 2003年にドラフト全体1位でクリーブランド・キャバリアーズに入団したレブロンは、1年目のルーキーシーズンは79試合に出場して33勝46敗(チームは35勝47敗)。負け越したとはいえ、前年17勝の弱小球団を再生させた。

 すると2年目に早くもキャブズは勝率5割を超え、3年目からはプレーオフの常連に。2010年に移籍したマイアミ・ヒートでは4年連続でファイナルに進出(うち2回優勝)したように、もちろんシーズンは勝ち越し。再びキャブズに復帰した14~18年も全シーズンで勝率6割を超えた。

 レイカーズに移籍した初年度の2018-19シーズンはチームが37勝45敗に終わったものの、レブロンが出場した55試合では28勝27敗で貯金を作っている。その翌年はカンファレンス1位の成績を残してリーグ制覇、昨季も出場45試合で30勝15敗(チームは42勝30敗)だった。
 
 ところが今季のレイカーズは現地4月6日時点で31勝48敗。レブロンがケガで23試合を欠場したとはいえ、出場した56試合でも25勝31敗と、残り3試合に全勝しても勝ち越しは不可能となっている。

 かつては8年連続でファイナルに進出するなど、所属チームは「レブロンさえ健在なら…」と優勝の希望を持てたが、さすがに37歳の支配力にも限界が見えているのは明らかだ。

 そのレブロンについて、もうひとつファンの注目を集めているのが、得点王レースの行方である。もし今季、得点王に輝けば、1998年のマイケル・ジョーダン(当時35歳)の記録を24年ぶりに更新して史上最年長のスコアリングリーダー誕生となる。

 現在リーグ1位はフィラデルフィア・76ersのジョエル・エンビードで平均30.42点。30.27点で2位につけているレブロンは、エンビードを抜かなくてはならないほか、残り3試合で最低2試合に出て規定の58試合に到達する必要もある。

 すでにポストシーズン進出の道が絶たれた“キング”は、個人のタイトルを懸けて今後の試合に出場するのか。不完全燃焼に終わったシーズンの締めくくりに注目が集まる。

 以下は、レブロンの各シーズンにおける出場ゲームの勝敗だ。
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