現地時間4月5日、フェニックス・サンズはホームでロサンゼルス・レイカーズを下して今季63勝目をマーク。1992-93シーズンと2004-05シーズンに記録した球団レコードを新たに塗り替えた。
この結果を受けて、改めて脚光を浴びているのが、36歳のベテラン司令塔クリス・ポールだ。
『NBA.com』は7日、「クリス・ポール効果:彼がプレーする場所にはフランチャイズレコードの勝利がついてくる」と題して記事を掲載。リーグ史上初めて、4つのチームで球団新記録樹立に貢献した選手としてポールの偉業を称えた。
2005年にプロ入りしたポールは、これまで5球団でプレー。最初に所属したニューオリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)では、3年目の2007-08シーズンに球団新記録の56勝26敗に牽引。このシーズンは80試合に出場して平均21.1点をあげたほか、アシストとスティールのタイトルも獲得し、MVP投票でも2位に入った。
2011年にロサンゼルス・クリッパーズに移籍すると、ここでも司令塔としての真価を発揮。それまで5年連続でプレーオフに遠ざかっていたチームを初年度から出場に導き、翌年は球団初の50勝超え(56勝)、さらに翌13-14シーズンは57勝25敗の球団レコードに貢献した。
同球団在籍中は6シーズンすべてで勝率6割超え、初年度は短縮シーズンのため40勝(26敗)ながら、以降は5年連続で50勝以上を記録。なお、クリッパーズの52年間の球団史で、50勝以上をあげたのはポールがいた期間のみである。
トレードでヒューストン・ロケッツに移籍した2017-18シーズンには65勝17敗をあげ、球団としても、そして自身としても初の60勝超えを経験。この年、ポール自身は58試合の出場にとどまったものの、出場ゲームでは50勝8敗の好成績を残している。
その後1シーズンのみ在籍したオクラホマシティ・サンダーでも、下位低迷が予想されたチームを44勝28敗でプレーオフに連れていき、さらに評価を上げた。そして5球団目のサンズでも2年連続で勝率7割超え。所属先、チームメイトを問わず、常にチームのポテンシャルを最大限に引き出す力は、まさに“ポイント・ゴッド”の呼び名にふさわしい。
史上屈指のPGにとって、まだ達成できていないミッションは優勝のみ。初めてファイナルに駒を進めながら涙を吞んだ昨季のリベンジ、そしてサンズを初の頂点に導くことだけに、今は集中している。
構成●ダンクシュート編集部
この結果を受けて、改めて脚光を浴びているのが、36歳のベテラン司令塔クリス・ポールだ。
『NBA.com』は7日、「クリス・ポール効果:彼がプレーする場所にはフランチャイズレコードの勝利がついてくる」と題して記事を掲載。リーグ史上初めて、4つのチームで球団新記録樹立に貢献した選手としてポールの偉業を称えた。
2005年にプロ入りしたポールは、これまで5球団でプレー。最初に所属したニューオリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)では、3年目の2007-08シーズンに球団新記録の56勝26敗に牽引。このシーズンは80試合に出場して平均21.1点をあげたほか、アシストとスティールのタイトルも獲得し、MVP投票でも2位に入った。
2011年にロサンゼルス・クリッパーズに移籍すると、ここでも司令塔としての真価を発揮。それまで5年連続でプレーオフに遠ざかっていたチームを初年度から出場に導き、翌年は球団初の50勝超え(56勝)、さらに翌13-14シーズンは57勝25敗の球団レコードに貢献した。
同球団在籍中は6シーズンすべてで勝率6割超え、初年度は短縮シーズンのため40勝(26敗)ながら、以降は5年連続で50勝以上を記録。なお、クリッパーズの52年間の球団史で、50勝以上をあげたのはポールがいた期間のみである。
トレードでヒューストン・ロケッツに移籍した2017-18シーズンには65勝17敗をあげ、球団としても、そして自身としても初の60勝超えを経験。この年、ポール自身は58試合の出場にとどまったものの、出場ゲームでは50勝8敗の好成績を残している。
その後1シーズンのみ在籍したオクラホマシティ・サンダーでも、下位低迷が予想されたチームを44勝28敗でプレーオフに連れていき、さらに評価を上げた。そして5球団目のサンズでも2年連続で勝率7割超え。所属先、チームメイトを問わず、常にチームのポテンシャルを最大限に引き出す力は、まさに“ポイント・ゴッド”の呼び名にふさわしい。
史上屈指のPGにとって、まだ達成できていないミッションは優勝のみ。初めてファイナルに駒を進めながら涙を吞んだ昨季のリベンジ、そしてサンズを初の頂点に導くことだけに、今は集中している。
構成●ダンクシュート編集部