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NBA

バックスにわずか89点に封じられたセルティックス。「もっとリムアタックしなければ」とユドカHCは警鐘を鳴らす<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.05.02

バックスの堅守の前に沈黙したセルティックス。ユドカHCが鳴らした警鐘は響くのか。(C)Getty Images

バックスの堅守の前に沈黙したセルティックス。ユドカHCが鳴らした警鐘は響くのか。(C)Getty Images

 現地時間5月1日(日本時間2日、日付は以下同)に開幕したプレーオフのカンファレンス・セミファイナル。ミルウォーキー・バックスとボストン・セルティックスによるシリーズ初戦は、アウェーのバックスが101-89で勝利を収めた。

 ドリュー・ホリデーやヤニス・アデトクンボ、ロビン・ロペスといった好ディフェンダーが揃うバックスの守備に、この日のセルティックスは大苦戦。わずか89点に封じられ今プレーオフ初黒星を喫したわけだが、イーメイ・ユドカHC(ヘッドコーチ)はこの現状に警鐘を鳴らしている。

「89点というのは、ペネトレーションとペイントの得点を欠いていたことであり、それは明らかに警戒すべきこと。そのことを肝に銘じていかなければならない。相手がディフェンシブなのはこのチームのみんなが知っている。それに私はフィジカルにやってきたと思っている」
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 セルティックスはペイントエリアにおける得点で20-34とバックスに圧倒されており、アデトクンボとロペスがゴール下に君臨していたことでキックアウトを余儀なくされた。50本もの3ポイントを放って18本を沈めた(成功率36.0%)ものの、それでは勝てないと指揮官は語る。

「我々はいくつかタフな3ポイントを打たされてしまった。もっとリング下へ入って、バスケットへアタックしなければならない。だが彼らの前にキックアウトをしてしまい、バスケット付近でいくつかショットを落としてしまったんだ」

 セルティックスのエース・ジェイソン・テイタムを抑え込むなど、シリーズ初戦はディフェンディング・チャンピオンであるバックスが見事なチームディフェンスを披露し快勝を収めた。だが、両チームともフィールドゴール成功率は41.1%以下とディフェンシブな展開で、セルティックスがもう少しペイントエリア、あるいは3ポイントラインからショットを決めていれば、結果は変わっていたかもしれない。3日の第2戦にも注目したいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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