ロサンゼルス・レイカーズの“キング”レブロン・ジェームズは、来季(2022-23シーズン)にNBA20年目の節目を迎える。
今季優勝候補に挙げられながら、プレーオフ進出どころか、プレーイン・トーナメント出場権すら手にできなかったことで、オフシーズンの大刷新報道が過熱するなか、名物コメンテーターのスティーブン・A・スミス氏が「レブロンのトレードを本格的に検討すべきだ」と大改革を推奨して波紋を呼んだ。しかし、元NBA選手のジェイレン・ローズは、この主張を一蹴している。
今季のレイカーズはレブロン、アンソニー・デイビス、ラッセル・ウエストブルック、カーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワードらベテランスターを揃え、優勝候補の一角として開幕を迎えた。しかし、レブロンとデイビスの長期離脱、ウエストブルックの不振により、カンファレンス11位(33勝49敗)に沈んでシーズンを終えることとなった。
フィットしなかったウエストブルック、故障がちなデイビスがトレード対象と言われるなか、『ESPN』のコメンテーターであるスミス氏が、同局の番組『First Take』内で、今季平均30.3点、8.2リバウンド、6.2アシストを記録したレブロンを放出して大改革に踏み切るべきだと主張したのだ。
「ロサンゼルス・レイカーズはレブロン・ジェームズのトレードを本格的に検討すべきだということを、アメリカ国民に向けて言いたい。多くの人々は気が狂ったかと思うだろう。なぜなら彼は37歳、キャリア19年目にして平均30点をあげ、チームが好調なら間違いなくMVP候補に挙がるからだ。これはレブロン・ジェームズに恥をかかせようというわけじゃない。言っておくが、彼には何の落ち度もないんだ」
スミス氏の“レブロン放出論”は大きな話題を呼んだなか、元NBA選手のローズは『ESPN』の番組『Get Up』で反対意見を述べた。
「レイカーズはそれはできない。今のレイカーズはチャンピオンシップ争いに値しないが、フランチャイズプレーヤーによる大きな収入がある。レブロン・ジェームズはトレードできない。(シャキール・オニール放出後)プレーオフに出場できなかった数年間に、コビー・ブライアントをトレードするようなものだ」
この発言に司会者のマイク・グリーンバーグ氏は、レイカーズ一筋20年の生え抜きだったコビーとは異なり、レブロンは「金で雇われた用心棒」だと語ったが、だからと言ってトレード対象とはならないと切り返している。
「それを言うなら、アンソニー・デイビスもそうだ。実際にトレードしようとしている選手が必要だが、それはレブロン・ジェームズじゃない。レブロンは休む時間を穴埋めする2番手のベストプレーヤーを必要としている。あの年齢(37歳)でも、上手くいけばレブロンは60~65試合に出場できるだろう。もしレブロンをトレードするなら、アンソニー・デイビスを中心に今、チームを構築しているということだ」
29歳のデイビスを除けば、30歳オーバーのベテランが主力の多くを占めるレイカーズ。果たして、今オフにどのような動きを見せるのだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
今季優勝候補に挙げられながら、プレーオフ進出どころか、プレーイン・トーナメント出場権すら手にできなかったことで、オフシーズンの大刷新報道が過熱するなか、名物コメンテーターのスティーブン・A・スミス氏が「レブロンのトレードを本格的に検討すべきだ」と大改革を推奨して波紋を呼んだ。しかし、元NBA選手のジェイレン・ローズは、この主張を一蹴している。
今季のレイカーズはレブロン、アンソニー・デイビス、ラッセル・ウエストブルック、カーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワードらベテランスターを揃え、優勝候補の一角として開幕を迎えた。しかし、レブロンとデイビスの長期離脱、ウエストブルックの不振により、カンファレンス11位(33勝49敗)に沈んでシーズンを終えることとなった。
フィットしなかったウエストブルック、故障がちなデイビスがトレード対象と言われるなか、『ESPN』のコメンテーターであるスミス氏が、同局の番組『First Take』内で、今季平均30.3点、8.2リバウンド、6.2アシストを記録したレブロンを放出して大改革に踏み切るべきだと主張したのだ。
「ロサンゼルス・レイカーズはレブロン・ジェームズのトレードを本格的に検討すべきだということを、アメリカ国民に向けて言いたい。多くの人々は気が狂ったかと思うだろう。なぜなら彼は37歳、キャリア19年目にして平均30点をあげ、チームが好調なら間違いなくMVP候補に挙がるからだ。これはレブロン・ジェームズに恥をかかせようというわけじゃない。言っておくが、彼には何の落ち度もないんだ」
スミス氏の“レブロン放出論”は大きな話題を呼んだなか、元NBA選手のローズは『ESPN』の番組『Get Up』で反対意見を述べた。
「レイカーズはそれはできない。今のレイカーズはチャンピオンシップ争いに値しないが、フランチャイズプレーヤーによる大きな収入がある。レブロン・ジェームズはトレードできない。(シャキール・オニール放出後)プレーオフに出場できなかった数年間に、コビー・ブライアントをトレードするようなものだ」
この発言に司会者のマイク・グリーンバーグ氏は、レイカーズ一筋20年の生え抜きだったコビーとは異なり、レブロンは「金で雇われた用心棒」だと語ったが、だからと言ってトレード対象とはならないと切り返している。
「それを言うなら、アンソニー・デイビスもそうだ。実際にトレードしようとしている選手が必要だが、それはレブロン・ジェームズじゃない。レブロンは休む時間を穴埋めする2番手のベストプレーヤーを必要としている。あの年齢(37歳)でも、上手くいけばレブロンは60~65試合に出場できるだろう。もしレブロンをトレードするなら、アンソニー・デイビスを中心に今、チームを構築しているということだ」
29歳のデイビスを除けば、30歳オーバーのベテランが主力の多くを占めるレイカーズ。果たして、今オフにどのような動きを見せるのだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
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