現地時間5月18日に幕を開けたゴールデンステイト・ウォリアーズとダラス・マーベリックスによるウエスタン・カンファレンス・ファイナルは、ホームのウォリアーズが112-87で快勝。ウォリアーズはステフィン・カリーが21得点、12リバウンド、アンドリュー・ウィギンズとジョーダン・プールが各19得点、クレイ・トンプソンが15得点をあげるなど計7選手が2桁得点をマークした。
一方のマブズはルカ・ドンチッチが20得点、7リバウンド、4アシスト、スペンサー・ディンウィディーが17得点、ジェイレン・ブランソンが14得点、レジー・ブロックが12得点を残すも、チーム全体でフィールドゴール31/86の成功率36.0%、3ポイントも48本放って成功わずか11本の成功率22.9%と不発に終わった。
特にドンチッチは得点とフィールドゴール成功率33.3%(6/18)ともに今プレーオフワーストで、ターンオーバー(7本)がフィールドゴール成功数(6本)を上回ったのはプレーオフキャリアで初。さらに自身がディフェンダーとしてついていた場面で相手にフィールドゴール成功率58.8%(10/17)の計24得点を許しただけに、悔しい思いをすることとなった。
「彼らは僕に対して見事な仕事をしていた。特に後半に入ってからね。僕はもっとうまくやっていかなきゃいけない。リーダーとして、僕はこのグループ全体のために良くなっていかないと。そう、僕にかかっているんだ」
試合後にそう語ったとおり、後半のドンチッチはフィールドゴール成功率わずか16.7%(1/6)の2得点に6ターンオーバーと沈黙。ウィギンズを筆頭としたウォリアーズの徹底マークに遭い、チームとしても今プレーオフ3度目となる20点以上の大差で敗れることとなった。
そんななか、『NBA on TNT』の番組内で、シャックことシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)はマブズへ「自分たちのことを見失ってはいけない」と、エールを送っていた。
「ダラスはシュートが入らなかった。ルカはやるべきことをやっていた。相手(ウォリアーズ)は何度かトラップを仕掛けて、2、3人のディフェンダーを送り込んできた。そこで彼は他の選手たちへキックアウトをしたが、彼らもいいプレーができていなかった。
マブズの連中は『シュートが入らなかった。でも我々には経験がある』と言っている。それは(これまでの)シリーズで初戦を落としているからで、彼らは結果を出していくだろう。もっとシュートが入るようになればいいな」
マブズとしては、20日の第2戦に向けてドンチッチの復調、そして彼への負担を軽減すべく、ブランソンやディンウィディーのさらなる活躍がマストとなる。
もちろん、ウォリアーズもなおのこと士気を高めて臨んでくるだろう。「彼らが金曜(日本時間の土曜)に巻き返してくると僕らは予想している。だってこれは1試合にすぎないからね。今はいい気分だけど、彼らは前のラウンドで0勝2敗から勝ち上がってきたのだから」とトンプソンは話しており、このチームが気を緩めるとは考えにくい。
はたして、両チームによるシリーズ第2戦はどんな展開になるのか。ドンチッチの復調とともに、ウォリアーズのディフェンスにも注目していきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
一方のマブズはルカ・ドンチッチが20得点、7リバウンド、4アシスト、スペンサー・ディンウィディーが17得点、ジェイレン・ブランソンが14得点、レジー・ブロックが12得点を残すも、チーム全体でフィールドゴール31/86の成功率36.0%、3ポイントも48本放って成功わずか11本の成功率22.9%と不発に終わった。
特にドンチッチは得点とフィールドゴール成功率33.3%(6/18)ともに今プレーオフワーストで、ターンオーバー(7本)がフィールドゴール成功数(6本)を上回ったのはプレーオフキャリアで初。さらに自身がディフェンダーとしてついていた場面で相手にフィールドゴール成功率58.8%(10/17)の計24得点を許しただけに、悔しい思いをすることとなった。
「彼らは僕に対して見事な仕事をしていた。特に後半に入ってからね。僕はもっとうまくやっていかなきゃいけない。リーダーとして、僕はこのグループ全体のために良くなっていかないと。そう、僕にかかっているんだ」
試合後にそう語ったとおり、後半のドンチッチはフィールドゴール成功率わずか16.7%(1/6)の2得点に6ターンオーバーと沈黙。ウィギンズを筆頭としたウォリアーズの徹底マークに遭い、チームとしても今プレーオフ3度目となる20点以上の大差で敗れることとなった。
そんななか、『NBA on TNT』の番組内で、シャックことシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)はマブズへ「自分たちのことを見失ってはいけない」と、エールを送っていた。
「ダラスはシュートが入らなかった。ルカはやるべきことをやっていた。相手(ウォリアーズ)は何度かトラップを仕掛けて、2、3人のディフェンダーを送り込んできた。そこで彼は他の選手たちへキックアウトをしたが、彼らもいいプレーができていなかった。
マブズの連中は『シュートが入らなかった。でも我々には経験がある』と言っている。それは(これまでの)シリーズで初戦を落としているからで、彼らは結果を出していくだろう。もっとシュートが入るようになればいいな」
マブズとしては、20日の第2戦に向けてドンチッチの復調、そして彼への負担を軽減すべく、ブランソンやディンウィディーのさらなる活躍がマストとなる。
もちろん、ウォリアーズもなおのこと士気を高めて臨んでくるだろう。「彼らが金曜(日本時間の土曜)に巻き返してくると僕らは予想している。だってこれは1試合にすぎないからね。今はいい気分だけど、彼らは前のラウンドで0勝2敗から勝ち上がってきたのだから」とトンプソンは話しており、このチームが気を緩めるとは考えにくい。
はたして、両チームによるシリーズ第2戦はどんな展開になるのか。ドンチッチの復調とともに、ウォリアーズのディフェンスにも注目していきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
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