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第4戦セルティックスの敗因は「精神的なミス」。指揮官は「正しく攻撃を遂行できていれば、3勝1敗になっていた」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.06.14

ユドカHCは第4戦について「正しくオフェンスを遂行できていれば、うちが3勝1敗となっていたはずだ」と悔やんだ。(C)Getty Images

 ゴールデンステイト・ウォリアーズとボストン・セルティックスの今季のNBAファイナルは、前者が第4戦を敵地で制し、シリーズを2勝2敗のイーブンに戻した。

 残り3試合のうち2試合(第5、7戦)をホームで戦えるウォリアーズはホームコート・アドバンテージを取り返した。対して地元で王手をかけるチャンスを逃したセルティックスの敗因は、オフェンスの停滞にあった。

 単に得点が伸びなかったというだけでなく、ターンオーバーをせず、リムの近くでフィニッシュするというバスケットボールの基本を徹底できなかったことで、ウォリアーズに素早いオフェンスを展開する機会を多く与えてしまったのだ。

 セルティックスのグラント・ウィリアムズは、「ある意味、オフェンスがこれからのシリーズの行方を決定づけるような気がしている」とコメントした。

 確かにウォリアーズはディフェンス力にも定評のあるチームではあるが、この試合でセルティックスのオフェンスが上手く機能しなかったのは、精神的な部分にも問題があったようだ。
 
 ウィリアムズは、「この前の試合は多くの時間で6点リードしていたのに、オフェンスで悪いショットを打ったり、ターンオーバーしたり、ディフェンスで判断ミスしてオープンスリーを与えてしまったりと、精神的なミスが何度もあった」と振り返っている。

 セルティックスのイーメイ・ユドカHC(ヘッドコーチ)もオフェンスのパフォーマンスは本来のそれではなかったと認めており、「我々が正しくオフェンスを遂行できていれば、うちが3勝1敗になっていたはずだ」とコメントしている。

 そんなセルティックスにとってポジティブな材料と言えるのは、今年のプレーオフで1度も連敗していないというデータだろう。

 ホームで痛い星を落としたセルティックスはプレッシャーを跳ね除け、2008年以来18回目のリーグ制覇を果たすことができるか。

構成●ダンクシュート編集部
 
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