ドラフト指名選手やプロキャリアの浅い若手、ドラフト外からNBA入りを狙うプレーヤーらが腕を競うNBAサマーリーグ。過去にはレブロン・ジェームズやケビン・デュラント、ステフィン・カリーといった現役スーパースターも参加経験があり、今年は現地時間7月2~5日にカリフォルニア、5~7日にユタ、7~17日にラスベガスで開催される。
大会を数日後に控えるなか、ロサンゼルス・レイカーズは今年のサマーリーグ・ロースターを発表。メンバーには今季NBAでプレーしたメイソン・ジョーンズとマック・マクラング、ジェイ・ハフのほか、今年のドラフト2巡目で指名したマックス・クリスティ、そしてオールドファンには馴染みの深い2人の2世選手の名前があった。
その2人とはスコッティ・ピッペンJr.とシャリーフ・オニール。前者の父は、1990年代のシカゴ・ブルズでマイケル・ジョーダンと共闘し、チームを2度の3連覇に導いた史上最高の2番手と言われるスコッティ・ピッペン。後者の父は2000年からレイカーズを3連覇に導き、その後マイアミ・ヒートでも優勝を経験した名ビッグマン、シャキール・オニール(シャック)だ。
191cm・84kgのコンボガードのピッペンJr.は、父がポートランド・トレイルブレイザーズでプレーしていた00年11月に誕生。19年に入学したヴァンダービルト大では1年時から先発を任され、3年間で平均17.5点、3.1リバウンド、4.3アシスト、2、3年に時には平均20点以上をマークし、所属カンファレンスの1stチームに選ばれている。
オニールは父がレイカーズに所属していた00年1月生まれ。208cm・100kgのフォワードは、17年にアリゾナ大への進学が内定していたが、リクルートに関するスキャンダルが取り沙汰されたことにより撤回。18年にUCLAへの進学を選択した。しかし、シーズン前に心臓疾患が判明し、同年12月に手術を受けて1年目は全休を余儀なくされた。
翌年に復帰したものの13試合で平均2.2点、2.9リバウンドにとどまり、わずか半年でUCLAを離脱。20年2月に父の母校であるルイジアナ州大に転校し、2年間で平均2.8点、3.1リバウンドという成績だった。
なお、両者は今年2月に対戦しており、オニールが0得点、2リバウンドに終わったのに対し、ピッペンJr.は7得点、9アシスト、4スティールをあげ、ヴァンダービルト大が勝利している。
ドラフト上位指名(シャックは92年の1巡目1位、ピッペンは87年の1巡目5位)を受けた父と比べると2人の評価は高くない。それでも殿堂入りしているレジェンドの息子ということもあり、周囲の期待値は高まっている。
ピッペンJr.は2WAY契約、オニールはサマーリーグ契約でのスタートになるが、両者はコートで実力を発揮し、レブロン、アンソニー・デイビス、ラッセル・ウエストブルック擁する名門レイカーズのロースターに入れるのか。サマーリーグでのパフォーマンスに注目だ。
構成●ダンクシュート編集部
大会を数日後に控えるなか、ロサンゼルス・レイカーズは今年のサマーリーグ・ロースターを発表。メンバーには今季NBAでプレーしたメイソン・ジョーンズとマック・マクラング、ジェイ・ハフのほか、今年のドラフト2巡目で指名したマックス・クリスティ、そしてオールドファンには馴染みの深い2人の2世選手の名前があった。
その2人とはスコッティ・ピッペンJr.とシャリーフ・オニール。前者の父は、1990年代のシカゴ・ブルズでマイケル・ジョーダンと共闘し、チームを2度の3連覇に導いた史上最高の2番手と言われるスコッティ・ピッペン。後者の父は2000年からレイカーズを3連覇に導き、その後マイアミ・ヒートでも優勝を経験した名ビッグマン、シャキール・オニール(シャック)だ。
191cm・84kgのコンボガードのピッペンJr.は、父がポートランド・トレイルブレイザーズでプレーしていた00年11月に誕生。19年に入学したヴァンダービルト大では1年時から先発を任され、3年間で平均17.5点、3.1リバウンド、4.3アシスト、2、3年に時には平均20点以上をマークし、所属カンファレンスの1stチームに選ばれている。
オニールは父がレイカーズに所属していた00年1月生まれ。208cm・100kgのフォワードは、17年にアリゾナ大への進学が内定していたが、リクルートに関するスキャンダルが取り沙汰されたことにより撤回。18年にUCLAへの進学を選択した。しかし、シーズン前に心臓疾患が判明し、同年12月に手術を受けて1年目は全休を余儀なくされた。
翌年に復帰したものの13試合で平均2.2点、2.9リバウンドにとどまり、わずか半年でUCLAを離脱。20年2月に父の母校であるルイジアナ州大に転校し、2年間で平均2.8点、3.1リバウンドという成績だった。
なお、両者は今年2月に対戦しており、オニールが0得点、2リバウンドに終わったのに対し、ピッペンJr.は7得点、9アシスト、4スティールをあげ、ヴァンダービルト大が勝利している。
ドラフト上位指名(シャックは92年の1巡目1位、ピッペンは87年の1巡目5位)を受けた父と比べると2人の評価は高くない。それでも殿堂入りしているレジェンドの息子ということもあり、周囲の期待値は高まっている。
ピッペンJr.は2WAY契約、オニールはサマーリーグ契約でのスタートになるが、両者はコートで実力を発揮し、レブロン、アンソニー・デイビス、ラッセル・ウエストブルック擁する名門レイカーズのロースターに入れるのか。サマーリーグでのパフォーマンスに注目だ。
構成●ダンクシュート編集部
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