ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは歴代最高のシューターと称され、2021-22シーズンに自身4回目のリーグ優勝を果たした。ディープスリーも軽々と沈める驚異のシュートレンジを誇る男を止めるのは至難の業だが、現役時代に同じシューターとして鳴らしたレジー・ミラーは、“カリー・ストッパー”にスコッティ・ピッペンを指名している。
2009年のドラフト1巡目7位でNBA入りしたカリーは、12-13シーズンから平均得点を20点台に乗せると、15-16シーズンには自身初の得点王(30.1点)を獲得。チームもスティーブ・カーをヘッドコーチに迎えた14-15シーズンから5年連続でNBAファイナルに進出し、2連覇を含む優勝3回と王朝を築き上げた。
その後、ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)の退団、相棒クレイ・トンプソンの2年連続全休もあり、プレーオフから一時遠ざかったウォリアーズだが、今季ついにトンプソンが復活を果たし、カンファレンス3位(53勝29敗)でポストシーズンに駒を進めた。
これまでファイナルMVP受賞歴がないことを揶揄されることもあったカリーだが、ボストン・セルティックスとのファイナルで平均31.2点、6.0リバウンド、5.0アシスト、2.00スティール、3ポイント成功率43.7%という文句なしの成績で初のMVPに輝いた。
通算3ポイント成功数歴代1位(3117本)を誇るなど、すでに歴代最高シューターの名を欲しいままにしているカリー。名実ともにレジェンドの仲間入りを果たしたと言っていい。
そのなかで、通算3ポイント成功数歴代4位(2560本)を記録したミラーが『Dan Patrick Show』に出演。パーソナリティーのダン・パトリックから「ステフィン・カリーを最も苦しめるウイングディフェンダーは誰だと思う?」と問われると、「おそらくスコッティ・ピッペン」と即答した。
「私はピッペンを使う。ユタ・ジャズ相手に2回勝利したシリーズ(1997年、98年のNBAファイナル)を振り返ると、ジョン・ストックトンをマークしたのも彼だった。ブルズはポイントガードを潰して機能させないようにした。
フィル・ジャクソン(ヘッドコーチ)は、私たちと対戦したカンファレンス決勝で『マーク・ジャクソンを封じ込めろ』と言った。蛇の頭を掴むようなものだ。(司令塔の)ジャクソンを抑えれば、残りの選手たちの攻撃を混乱させられる。ピッペンをカリーにつければ、サイズの大きさで苦しめられると思う」
98年のイースタン・カンファレンス決勝では、ブルズとペイサーズが対戦。シリーズは第7戦までもつれたが、ペイサーズの司令塔を務める身長191cmのジャクソンに対して、ブルズは身長203cmのピッペンをマークにつけて苦しめ、勝負所を制した。
オールディフェンシブ1stチームに8回選出されるなど、守備に定評のあったピッペンだが、時代を超えて、カリーをも苦しめるとミラーは考えているようだ。
構成●ダンクシュート編集部
2009年のドラフト1巡目7位でNBA入りしたカリーは、12-13シーズンから平均得点を20点台に乗せると、15-16シーズンには自身初の得点王(30.1点)を獲得。チームもスティーブ・カーをヘッドコーチに迎えた14-15シーズンから5年連続でNBAファイナルに進出し、2連覇を含む優勝3回と王朝を築き上げた。
その後、ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)の退団、相棒クレイ・トンプソンの2年連続全休もあり、プレーオフから一時遠ざかったウォリアーズだが、今季ついにトンプソンが復活を果たし、カンファレンス3位(53勝29敗)でポストシーズンに駒を進めた。
これまでファイナルMVP受賞歴がないことを揶揄されることもあったカリーだが、ボストン・セルティックスとのファイナルで平均31.2点、6.0リバウンド、5.0アシスト、2.00スティール、3ポイント成功率43.7%という文句なしの成績で初のMVPに輝いた。
通算3ポイント成功数歴代1位(3117本)を誇るなど、すでに歴代最高シューターの名を欲しいままにしているカリー。名実ともにレジェンドの仲間入りを果たしたと言っていい。
そのなかで、通算3ポイント成功数歴代4位(2560本)を記録したミラーが『Dan Patrick Show』に出演。パーソナリティーのダン・パトリックから「ステフィン・カリーを最も苦しめるウイングディフェンダーは誰だと思う?」と問われると、「おそらくスコッティ・ピッペン」と即答した。
「私はピッペンを使う。ユタ・ジャズ相手に2回勝利したシリーズ(1997年、98年のNBAファイナル)を振り返ると、ジョン・ストックトンをマークしたのも彼だった。ブルズはポイントガードを潰して機能させないようにした。
フィル・ジャクソン(ヘッドコーチ)は、私たちと対戦したカンファレンス決勝で『マーク・ジャクソンを封じ込めろ』と言った。蛇の頭を掴むようなものだ。(司令塔の)ジャクソンを抑えれば、残りの選手たちの攻撃を混乱させられる。ピッペンをカリーにつければ、サイズの大きさで苦しめられると思う」
98年のイースタン・カンファレンス決勝では、ブルズとペイサーズが対戦。シリーズは第7戦までもつれたが、ペイサーズの司令塔を務める身長191cmのジャクソンに対して、ブルズは身長203cmのピッペンをマークにつけて苦しめ、勝負所を制した。
オールディフェンシブ1stチームに8回選出されるなど、守備に定評のあったピッペンだが、時代を超えて、カリーをも苦しめるとミラーは考えているようだ。
構成●ダンクシュート編集部
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