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「プレーの仕方を理解している」ピッペン息子をレイカーズのコーチが絶賛!「本当にハイレベルなIQの持ち主だ」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.07.08

ピッペンJr.はカリフォルニアで行なわれたサマーリーグで平均11.3点、4.3リバウンド、大会3位の4.7アシストをマークした。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズは、現地時間7月2日~5日にカリフォルニアで行なわれたサマーリーグに出場。第3戦のサクラメント・キングス戦に75-87で敗れて3連勝はならなかったが、初戦のマイアミ・ヒートと2戦目のゴールデンステイト・ウォリアーズにはいずれも20点以上の大差をつけて勝利を収めた。

 今年のレイカーズのサマーリーグメンバーには、昨季NBAでプレーした23歳のマック・マクラングとメイソン・ジョーンズ、24歳のジェイ・ハフが名を連ねているが、カリフォルニア大会で予想以上の働きを見せたのが、7月1日にチームと2WAY契約を結んだドラフト外新人のスコッティ・ピッペンJr.だ。

 身長191cm・体重84kgのヴァンダービルト大出身のガードは、初戦のヒート戦で14得点、6リバウンド、3アシストをあげると、2戦目のウォリアーズとの試合でも15得点、ゲーム最多の8アシスト、3スティール、出場時の得失点差+18を記録。

 試合後にサマーリーグでレイカーズのHC(ヘッドコーチ)を務めているフィル・ハンディ(トップチームではアシスタントコーチ)はピッペンJr.を絶賛した。

「彼の遺伝子がそうさせるのだろう。彼の父親は素晴らしい選手だったからね。彼はとても頭脳明晰でスマートだ。彼のペースとテンポ、そしてチェンジ・オブ・ペースは本当に素晴らしい」
 
 さらにハンディHCは「彼は賢く、プレーの仕方を理解している。彼のスキルセットは、まだそのベストを見ていないと思う。本当にハイレベルなIQの持ち主だ」とピッペンJr.の能力を高く評価した。

 彼の父は、歴代屈指のオールラウンダーで史上最高の2番手とも言われる、殿堂入り選手のスコッティ・ピッペン。そんな偉大な父のDNAを息子も受け継ぎ、サマーリーグでは素早いボールプッシュからのアシスト、フリーのチームメイトを見つけ出す視野の広さ、スペースや緩急の使い方の上手さなど、バスケIQの高さを随所に垣間見せた。

 もっとも、キングス戦では5得点、6リバウンド、3アシストと不発に終わったほか、シュート精度の低さ(フィールドゴール成功率34.6%、3ポイント成功率18.2%)と課題も明らかになったが、平均11.3点、4.3リバウンドに大会3位の4.7アシストは上出来の数字で、周囲の彼に対する評価は確実に上がっている。

 21歳のガードは7日からスタートしたラスベガス大会でさらなる活躍を披露できるのか、今後のパフォーマンスにも注目だ。

構成●ダンクシュート編集部
 
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