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NBA

「古巣に戻ることがベストオプションだ」現地識者が去就未定のカーメロにニックス復帰を推奨<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.08.12

今季の所属先が未定のカーメロだが、地元球団で古巣でもあるニックスは魅力的な移籍先だろう。(C)Getty Images

今季の所属先が未定のカーメロだが、地元球団で古巣でもあるニックスは魅力的な移籍先だろう。(C)Getty Images

 オールスター出場10回を誇り、昨季はロサンゼルス・レイカーズでプレーしたスコアラーのカーメロ・アンソニーは、今夏に完全FA(フリーエージェント)となった。

 カーメロは昨季69試合(先発3試合)に出場し、チーム5位の平均13.8点、3ポイント成功率37.5%をマーク。途中出場から2桁得点を連発し、低迷したレイカーズで数少ない好材料となった。

 今年5月に38歳となり、かつての爆発的な得点力を見せることは少なくなったが、ここ数年で3ポイントの精度に磨きをかけ、ベンチスコアラーとしての地位を開拓したカーメロ。

 現時点で今季の所属先は決まっていないが、昨季終盤に本人は「シーズンで70~72試合に出場したいと思うけど、実際はそれに捉われることはない」と現役続行に意欲を見せていた。

 そんななか『ESPN』のボビー・マークス記者は、カーメロにとってベストの方法は古巣のニューヨーク・ニックスと契約することだと語っている。

「アンソニーはまだレイカーズを助けることができるが、若手に重点が置かれているのは明らかだ。ニューヨークには 2 つのロースタースポットがあり、ドノバン・ミッチェルのトレードが起こった場合はさらに増える可能性がある。古巣に戻ることがアンソニーのベストオプションだ」
 
 マークス記者が指摘したように、現在のニックスにはロースターに複数の空きがある上、ユタ・ジャズのミッチェルの移籍先候補に名前が挙がっている。もしトレードが成立した場合はその枠が増えて選手層も薄くなるため、FAでの補強が必須となる。

 ブルックリンで生まれ、大学も地元のシラキュース大出身のカーメロは、2011年2月にデンバー・ナゲッツからトレードでニックスに加入すると、約7年間で平均24.7点、7.0リバウンド、3.2アシストを記録。在籍中はすべての年でオールスターに選ばれ、2012-13シーズンには平均28.7点でリーグ得点王になり、同年のプレーオフではチームをカンファレンス準決勝まで導いている。

 17年、ニックス退団後初の凱旋試合ではファンからスタンディング・オーベーションを受け、「愛をこの街からもらっている。このコート(マディソンスクエア・ガーデン)に戻ってくることは特別」と話していた。

 ニックス時代のカーメロはユニフォームの売り上げランキングで上位に入るなど、リーグ屈指の人気選手だった。当時ほどの活躍は見込めないが、デリック・ローズと並ぶベンチの得点源として期待できるだけに、元エースの復帰を望むファンは多いはずだ。

構成●ダンクシュート編集部
 
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