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NBA

「僕は世界最高の選手の1人」昨季の活躍で自信を深めたテイタム「誰が相手でも挑戦を受けることを学んだ」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.08.10

テイタムは昨季セルティックスをファイナルに導いたことで、さらに自信をつけたようだ。(C)Getty Images

テイタムは昨季セルティックスをファイナルに導いたことで、さらに自信をつけたようだ。(C)Getty Images

 昨季のボストン・セルティックスは1月21日時点で23勝24敗(勝率48.9%)とイースタン・カンファレンス10位に低迷。この段階ではプレーオフ進出も危ぶまれる状態だった。

 しかし、チームはそこから28勝7敗と一気に調子を上げ、第2シードでプレーオフに進出。波に乗ったチームはカンファレンス準決勝で前年王者のミルウォーキー・バックス、カンファレンス決勝ではマイアミ・ヒートを下し、2010年以来のファイナルに勝ち進んだ。

 迎えたファイナルではゴールデンステイト・ウォリアーズに2勝1敗から3連敗を喫し優勝を逃したものの、シーズン後半からプレーオフにかけての戦いぶりは見事だった。

 セルティックス快進撃の立役者となったのが、17年のドラフト1巡目3位で入団したジェイソン・テイタムだ。

 203cm・95kgのフォワードはプロ4年目の昨季、レギュラーシーズンでいずれもキャリア最多となる平均26.9点(リーグ7位)、8.0リバウンド、4.4アシストを残し、オールNBA1stチームに選出。セルティックスの選手で1stチーム入りしたのは07-08シーズンのケビン・ガーネット以来の快挙だった。
 
 さらにプレーオフ1回戦初戦では逆転弾をヒット、ヒートとのシリーズでは新設されたカンファレンスMVPに選ばれるなど、ポストシーズンでも平均25.6点を奪取したエースは自信を深めている。

 米メディア『The Athletic』にテイタムは「僕は24歳で、世界最高の選手の1人であり、誰が相手でも競争し、その挑戦を受けることを学んだ」と語った。
 
 続けて「同時に、もっと向上できる部分がたくさんあるし、それがエキサイティングだと思っているよ。今いる場所で、出来ることや学べることがたくさんある。もっと多くの経験をすることができるだろう」と意欲を示した。

 テイタムはルーキーイヤーからカンファレンス決勝に進み、当時クリーブランド・キャバリアーズに所属していたレブロン・ジェームズ相手に堂々のプレーを披露。オーランドのバブルで開催された20年プレーオフのカンファレンス準決勝では、平均24.3点、10.3リバウンド、5.3アシストをマークし、トロント・ラプターズの連覇の夢を打ち砕いた。

 昨季ファイナルを経験したことで、選手として新たなステージに突入したテイタム。さらなる躍進を誓う24歳の若き大黒柱が、今季どんなパフォーマンスを見せるのか楽しみだ。

構成●ダンクシュート編集部
 
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