NBAは現在オフシーズンの真っ只中だが、今年の夏は世界各地でスタープレーヤーによる熱戦が繰り広げられている。
来年8月25日にフィリピン、日本(沖縄)、インドネシアの3か国で共催される「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」に向け、各大陸で予選が行なわれているからだ。
大会を1年後に控えた8月26日には日本をはじめ、アジアや欧米で一斉に2次予選が幕を開けたが、なかでも注目を集めたのがセルビアのベオグラードで行なわれた一戦。世界ランキング6位のセルビアがホームに同9位のギリシャを迎えた好カードで、ニコラ・ヨキッチvsヤニス・アデトクンボのNBA“2大MVP”対決が実現したのだ。
延長にもつれたこの試合で、NBA2019、20年のMVPに輝いたアデトクンボは40得点(FG14/25、3ポイント2/7、FT10/14)、8リバウンド、5アシストを記録。両軍最多の40分11秒間コートに立ち続け、ドイツのデニス・シュルーダーが7月にマークした38得点を上回り、W杯欧州予選における最多得点記録を樹立した。
しかし、試合を制したのはヨキッチ擁するセルビアの方だった。序盤から拮抗した展開のなか、NBA2021、22年のMVPは持ち前のパスセンスで試合を組み立て、セルビアを牽引。同点に追いつかれて迎えた延長戦では、残り4分にアデトクンボにダンクを許した直後、お返しの連続得点を決めて引導を渡した。
最終的にヨキッチはチーム最多の29得点(FG11/16、3ポイント2/3、FT5/10)、8リバウンド、6アシストをあげて100-94の勝利に貢献。地元の大観衆の前で、スーパースターにふさわしいパフォーマンスを見せた。
この試合を終えて、欧州予選グループIは4勝1敗のラトビアが首位、3勝2敗でギリシャとベルギーが並び、2勝3敗のセルビアとトルコが4位につける大混戦。各グループ3位までがW杯出場権を得られるため、引き続き厳しいサバイバルが続くが、本大会で再び両MVPの競演が見られることを期待したい。
構成●ダンクシュート編集部
来年8月25日にフィリピン、日本(沖縄)、インドネシアの3か国で共催される「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」に向け、各大陸で予選が行なわれているからだ。
大会を1年後に控えた8月26日には日本をはじめ、アジアや欧米で一斉に2次予選が幕を開けたが、なかでも注目を集めたのがセルビアのベオグラードで行なわれた一戦。世界ランキング6位のセルビアがホームに同9位のギリシャを迎えた好カードで、ニコラ・ヨキッチvsヤニス・アデトクンボのNBA“2大MVP”対決が実現したのだ。
延長にもつれたこの試合で、NBA2019、20年のMVPに輝いたアデトクンボは40得点(FG14/25、3ポイント2/7、FT10/14)、8リバウンド、5アシストを記録。両軍最多の40分11秒間コートに立ち続け、ドイツのデニス・シュルーダーが7月にマークした38得点を上回り、W杯欧州予選における最多得点記録を樹立した。
しかし、試合を制したのはヨキッチ擁するセルビアの方だった。序盤から拮抗した展開のなか、NBA2021、22年のMVPは持ち前のパスセンスで試合を組み立て、セルビアを牽引。同点に追いつかれて迎えた延長戦では、残り4分にアデトクンボにダンクを許した直後、お返しの連続得点を決めて引導を渡した。
最終的にヨキッチはチーム最多の29得点(FG11/16、3ポイント2/3、FT5/10)、8リバウンド、6アシストをあげて100-94の勝利に貢献。地元の大観衆の前で、スーパースターにふさわしいパフォーマンスを見せた。
この試合を終えて、欧州予選グループIは4勝1敗のラトビアが首位、3勝2敗でギリシャとベルギーが並び、2勝3敗のセルビアとトルコが4位につける大混戦。各グループ3位までがW杯出場権を得られるため、引き続き厳しいサバイバルが続くが、本大会で再び両MVPの競演が見られることを期待したい。
構成●ダンクシュート編集部
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