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バスケW杯

W杯予選でドンチッチが躍動!オフ返上で母国のためにプレーするNBA選手たち<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.07.06

昨年の東京五輪で4位に貢献したドンチッチは、スター選手という立場に関係なく、母国の代表活動に積極的に参加している。(C)Getty Images

昨年の東京五輪で4位に貢献したドンチッチは、スター選手という立場に関係なく、母国の代表活動に積極的に参加している。(C)Getty Images

 NBAは現在、若手の登竜門であるサマーリーグが行なわれており、各チームのスター選手にとっては束の間のオフシーズンとなっている。

 もっとも、一部の海外組は“夏休み”を返上。母国の代表活動で精力的に汗を流している。

 その代表格がダラス・マーベリックスのスーパースター、ルカ・ドンチッチだ。23歳の“神童”は、5月のプレーオフ敗退後から間もなく、母国スロベニアの代表活動参加を表明。宣言通り、先日のワールドカップ予選では2試合に出場し勝利をもたらした。

 まずは6月30日のクロアチア戦。地元のリュブリャナで行なわれた一戦で、ドンチッチは21得点、8リバウンド、10アシストをマーク。ボーヤン・ボグダノビッチ(ユタ・ジャズ)やイビツァ・ズバッツ(ロサンゼルス・クリッパーズ)ら同じNBAプレーヤーを擁する強敵を寄せつけず、97-69の快勝に導いた。

 続く7月3日のスウェーデン戦では持ち前の得点力を発揮。84-81と思わぬ苦戦を強いられたなかで、36分間プレーしいずれもチームトップとなる31得点、10リバウンド、6アシストを叩き出した。
 
 この予選Window3で2連勝を飾ったスロベニアは、4勝2敗で1次予選を突破。グループCの2位で2次予選に駒を進めた。8月から始まる2次予選では、グループDを勝ち抜いたドイツ、イスラエル、エストニアと対戦。ここで6チーム中3位以内に入れば、来年8月に日本を含むアジア3か国で開催されるワールドカップ本大会に出場できる。

 スロベニアではドンチッチのほかにも、先日シカゴ・ブルズへの移籍が発表されたゴラン・ドラギッチが代表復帰を果たし、2試合で平均19.5点を記録。2人は9月1日から始まるユーロバスケット(欧州選手権)でも連覇を目指して共闘するのか注目される。

 彼ら以外にも、今夏のワールドカップ予選にはカナダのシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(オクラホマシティ・サンダー)やドワイト・パウエル(マーベリックス)、アルゼンチンのファクンド・カンパッソ(FA)、プエルトリコのホセ・アルバラード(ニューオリンズ・ペリカンズ)、フィンランドのラウリ・マルカネン(クリーブランド・キャバリアーズ)、ドイツのデニス・シュルーダー(FA)ら多くのNBAプレーヤーが出場した。

 トロント・ラプターズからFAになった渡邊雄太も代表活動に熱心なNBA選手の1人で、7月12日開幕のアジアカップ参戦が決定。夏の間も母国のために奮闘する彼らの活躍から目が離せない。

構成●ダンクシュート編集部
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