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人種差別の被害を告白したオコエ桃仁花がファンに感謝!「日本人であることに誇りをかんじます」

THE DIGEST編集部

2022.09.09

東京五輪銀メダリストのオコエは、SNSのDMで誹謗中傷の被害にあっていることを告白した。(C)Getty Images

 人種差別的な誹謗中傷の被害に遭っていることを告白した、バスケットボール女子日本代表のオコエ桃仁花。攻撃的な差別被害を明かした彼女に、ファンやアスリートから心配の声が多数寄せられた。

 ナイジェリア出身の父と日本人の母の間に生まれた彼女は9月7日、自身のSNSで心無いメッセージのスクリーンショットを公開した。そこには「黒人の癖にまじできもいね」などと無分別な言葉が並んでいた。23歳は、「こんなのよくくるけど、もう心が麻痺するくらいなれたよ」とリアルな現実を伝えた。

 Twitterは2万を超えるリツイート、9.4万「いいね!」が集められるなど、この衝撃的な事実は注目を集めた。翌日、オコエは再びTwitterを更新。「お母さんとお父さんが出会い、今私はここにいる」と綴り出し、以下のように続けた。
 
「誰に何を言われようとも、どんな肌の色をしていても、私は愛される価値がある。目の前のあなたも、横のあなたも、誰かの大切な人。言葉を大切に。心を大切に」

 最後には「皆様からの温かいメッセージに、日本人であることに誇りをかんじます。ありがとう」と感謝で締めている。

 勇気ある発信で、自身が直面する現実をさらけ出したオコエ。彼女の行動が無駄にならないよう、SNSを巡るメッセージに対策を講じる必要がありそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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