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「俺は気楽な男で、誰にも恨みはない」ウエストブルックにとってベバリーは“親友の1人”「常にリスペクトがある」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.09.28

ウエストブルックは相手チームとして対戦していた時代から、ベバリー(左)のことをリスペクトしていたという。(C)Getty Images

 今季ロサンゼルス・レイカーズで2年目を迎えるラッセル・ウエストブルックと、今夏にユタ・ジャズからトレードで加入したパトリック・ベバリー。同じ1988年生まれ、ポジションも同じガードの2人は、過去にコート内外で激しくやり合った過去がある。

 2013年のプレーオフでベバリーはウエストブルックに右ヒザ半月板損傷のケガを負わせると、19年にはウエストブルックが「ただ走り回って、何もしていない」とベバリーのディフェンスを批評。昨季の直接対戦ではエアボールを放ったウエストブルックをベバリーが嘲笑していた。

 周囲から"犬猿の仲"と思われていた両者だが、ウエストブルックはベバリーをNBAでの親友の1人であると、現地時間9月26日に行なわれたメディアデーで明かした。

「ノープロセスだ。俺は気楽な男さ。誰に対しても恨みはない。人生はとても短いものだからね。俺は前に進み続けるだけさ」

 ウエストブルックはメディアやファンが話を大きくしただけで、相手チームの一員として対戦していた時代からベバリーのことを尊敬していたという。
 
「常にお互いへのリスペクトがある。俺たちは巻き込まれてしまったんだと思う。外の世界が話をすごく大きくしてしまったんだ」

 同日にベバリーは、過去にウエストブルックが彼の妹のために試合のチケットを用意してくれたエピソードを明かしていたが、ウエストブルックはこの件について「俺は正しいことをするのが楽しいんだ。相手とどのような関係であろうとね。それは良いことだと思ったからさ」と語った。

 ドラフト上位でNBA入りし、数々の個人賞を手にしてきた万能司令塔のウエストブルック、ドラフト後は海外リーグで経験を積み、リーグ屈指の守備職人に成長したベバリー――。プレースタイルやバックグラウンドも大きく異なる両者だが、勝ちたいという思いは共通している。

 同い年の両者がタッグを組み、コート上でどのようなケミストリーを奏でるのか。惨敗に終わった昨季からの逆襲を狙う、今季のレイカーズのキーポイントになるだろう。

構成●ダンクシュート編集部
 
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