３年ぶりの開催となった「NBAジャパンゲームズ2022」で競演する、ゴールデンステイト・ウォリアーズとワシントン・ウィザーズが９月28日に日本へ到着。30日と10月２日にさいたまスーパーアリーナでプレシーズン２試合が組まれている両チームは、29日に都内某所でチーム練習（一部公開）とメディアの取材に応じつつ、東京を観光して試合に備えた。

　両チームとも東京タワーを訪れた際には、おのおのが記念撮影を敢行。ウォリアーズのステフィン・カリーやクレイ・トンプソンは、練習場所で宮城野親方（元白鵬）と相撲を体験するなど、限られた時間で“日本らしさ”に触れあった。

　ウィザーズの注目はもちろん、NBAプレーヤーとして凱旋した八村塁だ。

　日本でウィザーズの選手たちと練習する経験は初めてのため、「不思議に感じますか？」という質問には「確かに不思議な感じです」と返すも、「でもウィザーズのスタッフがいつも通りたくさんいるので、あまり変わらない気もします（笑）。選手がみんな日本でプレーするのを楽しみにしていたので嬉しいですね」と語った。
  　約１時間のチーム練習については「良かったです。ディフェンス練習、オフェンス練習のほかにシュートコンテストもやりました。昨日はぐっすり寝られたので、練習もはかどりました。明日の試合は準備万端です」と八村。

「対戦相手は（昨シーズンの）王者。彼らにとっても明日はNBAファイナル明けの初試合、すごく楽しみです。相手は強いチームですけど、僕らも負けていられない。いい試合になると思うので楽しみです」と闘志を燃やした。

　ジャパンゲームズで主役を務める八村について、ウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチ（ＨＣ）もポジティブに受け止めているようだ。

「ルイの状態は良さそうだ。いい感じで動き回っているし、シュートも好調だ。自信をもってプレーしているよ。昨シーズンの後半戦の勢いを持続している。彼の好調ぶりを見ているとワクワクするね。どんどん成長して向上していくだろう」