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八村塁にリベンジのチャンス到来!次戦はW杯で”封殺”されたバーンズとのマッチアップも

秋山裕之

2019.11.24

ウィザーズは今季初の3連勝を懸けて、24日に上り調子のキングスと激突。(C)Getty Images

 11月22日(日本時間23日、日付は以下同)に行なわれたシャーロット・ホーネッツ戦を制し、今季初の2連勝を飾ったワシントン・ウィザーズ。次の試合は24日、対戦するのは現在ウエスタン・カンファレンス9位のサクラメント・キングスだ。

「次の相手も若いチームになので、しっかり気を引き締めて勝ちたいと思います」と八村塁が語っていたものの、キングスはシーズン序盤の不振から立ち直りつつあり、経験豊富な選手も多く揃っている。

 ディアロン・フォックス(左足首捻挫)、マービン・バグレー三世(右手親指負傷)と2人のスターターを欠くなかで、17日にはボストン・セルティックスを撃破。ここ6試合で4勝と好調を維持しており、ウィザーズにとって手強い相手なのは間違いない。

 リーグトップクラスのスピードを誇るポイントガードのフォックス、将来性豊かなパワーフォワードのバグレー三世の代役は、コリー・ジョセフとネマニャ・ビエリツァがそれぞれ務めている。そのほか、シューティングガードにスコアラーのバディ・ヒールド、スモールフォワードにはオールラウンダーのハリソン・バーンズ、センターはエネルギッシュなビッグマンのリショーン・ホームズというラインナップだ。
 
 八村のマッチアップ相手は、208cm、107kgの恵まれた体格に加え、正確無比なショットとスマートなプレーが魅力のビエリツァが予想される。NBAキャリアは4年ながら国際大会の経験が豊富で、セルビア代表としても知られる31歳のベテラン選手だ。

 今季は平均11.1点、6.1リバウンド、2.2アシストをマークしており、フィールドゴール成功率は53.6%、同3ポイントも48.3%といずれも高精度。特に3ポイントは1試合当たり2.0本沈めるなど、質・量ともにハイレベルだ。

 八村としては、ディフェンス面でビエリツァの3ポイントを防ぎつつ、オフェンスではショットを1回で決め切ること。そして機動力を駆使し、ホーネッツ戦のようにカットを繰り返してゴール下を中心に攻めていきたいところだ。
 
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W杯で苦杯を喫した強敵に、八村はリベンジなるか