11月20日(日本時間21日、日付は以下同)に行なわれたフィラデルフィア・セブンティシクサーズ対ニューヨーク・ニックス戦で、全米中の、いや世界中のNBAファンを驚愕させる出来事が起こった。シクサーズのベン・シモンズが、キャリアで初めて3ポイントを成功させたのだ。
その瞬間が訪れたのは、第1クォーター残り8分20秒。フルカン・コルクマズからのパスを右コーナーで受けると、迷うことなくリリース。シュートを放った段階でアリーナは騒めきに包まれていたが、ボールがリングに吸い込まれると、実況席も含め、まるで試合を決めるブザービーターが決まったかのような大歓声が巻き起こった。
NBA選手、ましてやポイントガードのプレーヤーが3ポイントを決めるなんて当たり前かと思われるかもしれない。しかし、シモンズはこれまでのキャリアで1本も成功させたことがなかった。
ルーキーイヤーの2017-18シーズンは、プレーオフも含め12本の3ポイントを打つもすべて失敗。翌年も6本試投したものの、結局一度もネットを揺らすことなくシーズンを終えた。
加えて、これまで放ってきた3ポイントは、マークマンにまったくの無警戒にされた状況でのシュートや、クォーター終了間際に仕方なく打ったハーフコートショット、そしてチームメイトへのアリウープパスがリングに当たり、試投にカウントされたケースしかなかった。それだけに、ディフェンダーがチェックに来たなかで躊躇なく放った今回の3ポイントは、より大きな驚きをもって迎えられたのだ。
毎オフにはアウトサイドシュートの習得に励み、10月8日に行なわれた中国チームとの試合では、プレシーズンゲームながら初めてNBAの舞台で3ポイントを決めていた。しかしいざ今季が始まると、3ポイントを打つ気配すら見せず。“やっぱり課題は克服されないままか……”と誰もが諦めかけていただけに、チームにとってもファンにとっても喜びはひとしおだったに違いない。
その瞬間が訪れたのは、第1クォーター残り8分20秒。フルカン・コルクマズからのパスを右コーナーで受けると、迷うことなくリリース。シュートを放った段階でアリーナは騒めきに包まれていたが、ボールがリングに吸い込まれると、実況席も含め、まるで試合を決めるブザービーターが決まったかのような大歓声が巻き起こった。
NBA選手、ましてやポイントガードのプレーヤーが3ポイントを決めるなんて当たり前かと思われるかもしれない。しかし、シモンズはこれまでのキャリアで1本も成功させたことがなかった。
ルーキーイヤーの2017-18シーズンは、プレーオフも含め12本の3ポイントを打つもすべて失敗。翌年も6本試投したものの、結局一度もネットを揺らすことなくシーズンを終えた。
加えて、これまで放ってきた3ポイントは、マークマンにまったくの無警戒にされた状況でのシュートや、クォーター終了間際に仕方なく打ったハーフコートショット、そしてチームメイトへのアリウープパスがリングに当たり、試投にカウントされたケースしかなかった。それだけに、ディフェンダーがチェックに来たなかで躊躇なく放った今回の3ポイントは、より大きな驚きをもって迎えられたのだ。
毎オフにはアウトサイドシュートの習得に励み、10月8日に行なわれた中国チームとの試合では、プレシーズンゲームながら初めてNBAの舞台で3ポイントを決めていた。しかしいざ今季が始まると、3ポイントを打つ気配すら見せず。“やっぱり課題は克服されないままか……”と誰もが諦めかけていただけに、チームにとってもファンにとっても喜びはひとしおだったに違いない。