昨季のニューヨーク・ニックスは、オールスターフォワードのジュリアス・ランドルやRJ・バレット、エバン・フォーニエらを擁しながら、なかなか白星を重ねることができず、イースタン・カンファレンス11位の37勝45敗(勝率45.1%)に終わった。
【動画】デリック・ローズの華麗な"プレー集"をチェック!
今夏はユタ・ジャズとドノバン・ミッチェル(現クリーブランド・キャバリアーズ)獲得に向けてトレードトークが何度も報じられてきたが、結局合意には至らず、バレットと延長契約を締結した。
今季の予想スターターは、バックコートに新加入のジェイレン・ブランドンとベテランのフォーニエ、フロントコートにはランドル、バレット、ミッチェル・ロビンソンという布陣。ベンチにはイマニュエル・クイックリーやクエンティン・グライムズ、キャム・レディッシュ、オビ・トッピン、アイザイア・ハーテンスタインといった選手たちが控えている。
そしてキャリア14年目を迎えたデリック・ローズは、シカゴ・ブルズ時代の恩師トム・シボドーHC(ヘッドコーチ)の下でニックス在籍3年目を迎える。日本時間10月4日に34歳を迎えるベテランガードは、現地3日の練習後にメディアの前でこのように話していた。
「現実として僕は33歳で、明日には34歳になる。かつてはエゴがあったよ。けどそのエゴはもうだいぶ前に押し殺したんだ」
ブルズ時代に押しも押されもせぬスーパースターとしての地位を確立したローズは、2010-11シーズンにMVPを受賞し、オールスターやオールNBAチームにも複数回選ばれてきた実力者。
だが相次ぐヒザのケガによってシーズン全休や長期離脱を余儀なくされ、一時はトレード後にウェイブ(放出)されるという苦い経験もしてきた。
それでも、ミネソタ・ティンバーウルブズ時代にキャリアハイの50得点を奪って感動的な復活を遂げており、身体能力に頼ることなく熟練のスキルを武器にプレーする堅実な選手へと成長。
今季は高校時代から知る若手のブランソンやフォーニエのバックアップ役を務める予定。NBAキャリアはチーム最長であり、年齢でもニックスで最年長となる。
「つまり僕は(若い頃とは)全く違う人間なんだ。そうあるべきなんだ。僕はこれまでよりもずっと成熟している。それに今も自分自身にもっと声をかけるように課しているところなんだ」
昨季ローズは足首のケガにより、わずか26試合の出場に終わっていた。それでも平均24.5分、12.0点、3.0リバウンド、4.0アシストに3ポイント40.2%(平均1.4本成功)を残しており、ローテーションプレーヤーとしてまだまだチームへ貢献できることは間違いない。
今季はブランソンやグライムズのプレータイムが増える可能性があるため、ローズのプレー時間はある程度減少するかもしれない。それでも、若手をはじめとするチームメイトたちを鼓舞するヴォーカルリーダーとして存在感を発揮してくれるに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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だが相次ぐヒザのケガによってシーズン全休や長期離脱を余儀なくされ、一時はトレード後にウェイブ(放出)されるという苦い経験もしてきた。
それでも、ミネソタ・ティンバーウルブズ時代にキャリアハイの50得点を奪って感動的な復活を遂げており、身体能力に頼ることなく熟練のスキルを武器にプレーする堅実な選手へと成長。
今季は高校時代から知る若手のブランソンやフォーニエのバックアップ役を務める予定。NBAキャリアはチーム最長であり、年齢でもニックスで最年長となる。
「つまり僕は(若い頃とは)全く違う人間なんだ。そうあるべきなんだ。僕はこれまでよりもずっと成熟している。それに今も自分自身にもっと声をかけるように課しているところなんだ」
昨季ローズは足首のケガにより、わずか26試合の出場に終わっていた。それでも平均24.5分、12.0点、3.0リバウンド、4.0アシストに3ポイント40.2%(平均1.4本成功)を残しており、ローテーションプレーヤーとしてまだまだチームへ貢献できることは間違いない。
今季はブランソンやグライムズのプレータイムが増える可能性があるため、ローズのプレー時間はある程度減少するかもしれない。それでも、若手をはじめとするチームメイトたちを鼓舞するヴォーカルリーダーとして存在感を発揮してくれるに違いない。
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