現地時間10月18日、NBAは2022-23シーズンの開幕を迎え、ゴールデンステイト・ウォリアーズが本拠地チェイス・センターでロサンゼルス・レイカーズを123-109で下し、白星スタートを飾った。
昨季4年ぶりに頂点に立ったウォリアーズは、試合前にチャンピオンリング・セレモニーを開催。オーナーのジョー・レイコブやバスケットボール運営部代表兼GM(ゼネラルマネージャー)のボブ・マイヤーズらフロント陣も会場に姿を現わし、選手たちは光り輝くチャンピオンリングを手にした。
2020年2月のトレードでミネソタ・ティンバーウルブズから移籍してきたアンドリュー・ウィギンズは、満面の笑みで自身初のリングを受け取ると、その後の試合でも29分28秒プレーしてチーム2位の20得点に6リバウンド、4アシストをあげて勝利に貢献。
開幕前に4年の延長契約を結んだ27歳のフォワードは、翌19日に『The Athletic』へ公開された記事の中で、「僕はここでレジェンドになりたい」と新たな目標を口にしている。
「ここは僕の心に平和をもたらしてくれる。僕が僕でいられる場所なんだ。もちろん、ある人たちは『我々はひとつの大きなファミリーなんだ』と言うだろう。でも本当はそうでなかったりする。
ファミリーというのはここにいるのが大好きで、彼ら(ウォリアーズ)は一流の球団のように皆のことをもてなしてくれる。それに、このチームは皆が勝ちたがっているし、全員が同じ方向へ目を向けている。僕らは互いに成功することを望んでいるんだ。それが僕に平和をもたらしてくれる」
ウォリアーズ加入後、不動の先発スモールフォワードとして活躍してきたウィギンズは、昨季平均17.2点、4.5リバウンド、2.2アシストをマークしてオールスターに初選出。プレーオフでもダラス・マーベリックスとのカンファレンス・ファイナルでシリーズ平均18.6点、7.2リバウンド、ボストン・セルティックスとのNBAファイナルでも同18.3点、8.8リバウンドと躍動。ディフェンス面では相手チームのトップスコアラーをガードする大役を担った。
在籍4シーズン目を迎えるウィギンズについて、マイヤーズGMは「(加入当初)彼には少し不信感が見てとれた。でも今の彼は……まるで別人のようだ。ポジティブな面でね」と評し、こうも続けていた。
「彼は(入団時と比較して)ずっと穏やかになった。期待に応えて、勝利していることが大きいのだろう。自信にも溢れていると思うね。それは練習で見ていてもわかる。これまでの彼がそういう選手でなかったわけではない。でも(今は)別次元のレベルにある」
もちろん、連覇をかけたシーズンは始まったばかり。これから先、チームが思わぬ不振に陥ったり、主力がケガで離脱してしまう可能性があることも否定できない。
それでも、契約問題がクリアになったことで、チームからしっかり評価されていることを実感し、ホームと呼べる環境に身を置くことができたウィギンズは、今後も攻守両面にわたって献身的なプレーを続けていくに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
昨季4年ぶりに頂点に立ったウォリアーズは、試合前にチャンピオンリング・セレモニーを開催。オーナーのジョー・レイコブやバスケットボール運営部代表兼GM(ゼネラルマネージャー)のボブ・マイヤーズらフロント陣も会場に姿を現わし、選手たちは光り輝くチャンピオンリングを手にした。
2020年2月のトレードでミネソタ・ティンバーウルブズから移籍してきたアンドリュー・ウィギンズは、満面の笑みで自身初のリングを受け取ると、その後の試合でも29分28秒プレーしてチーム2位の20得点に6リバウンド、4アシストをあげて勝利に貢献。
開幕前に4年の延長契約を結んだ27歳のフォワードは、翌19日に『The Athletic』へ公開された記事の中で、「僕はここでレジェンドになりたい」と新たな目標を口にしている。
「ここは僕の心に平和をもたらしてくれる。僕が僕でいられる場所なんだ。もちろん、ある人たちは『我々はひとつの大きなファミリーなんだ』と言うだろう。でも本当はそうでなかったりする。
ファミリーというのはここにいるのが大好きで、彼ら(ウォリアーズ)は一流の球団のように皆のことをもてなしてくれる。それに、このチームは皆が勝ちたがっているし、全員が同じ方向へ目を向けている。僕らは互いに成功することを望んでいるんだ。それが僕に平和をもたらしてくれる」
ウォリアーズ加入後、不動の先発スモールフォワードとして活躍してきたウィギンズは、昨季平均17.2点、4.5リバウンド、2.2アシストをマークしてオールスターに初選出。プレーオフでもダラス・マーベリックスとのカンファレンス・ファイナルでシリーズ平均18.6点、7.2リバウンド、ボストン・セルティックスとのNBAファイナルでも同18.3点、8.8リバウンドと躍動。ディフェンス面では相手チームのトップスコアラーをガードする大役を担った。
在籍4シーズン目を迎えるウィギンズについて、マイヤーズGMは「(加入当初)彼には少し不信感が見てとれた。でも今の彼は……まるで別人のようだ。ポジティブな面でね」と評し、こうも続けていた。
「彼は(入団時と比較して)ずっと穏やかになった。期待に応えて、勝利していることが大きいのだろう。自信にも溢れていると思うね。それは練習で見ていてもわかる。これまでの彼がそういう選手でなかったわけではない。でも(今は)別次元のレベルにある」
もちろん、連覇をかけたシーズンは始まったばかり。これから先、チームが思わぬ不振に陥ったり、主力がケガで離脱してしまう可能性があることも否定できない。
それでも、契約問題がクリアになったことで、チームからしっかり評価されていることを実感し、ホームと呼べる環境に身を置くことができたウィギンズは、今後も攻守両面にわたって献身的なプレーを続けていくに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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