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「同じミスを繰り返している」守備崩壊で3連敗のウィザーズ。主砲ビールが警鐘「お互いを支えなければ勝てない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.11.01

ビール率いるウィザーズは開幕4試合で3勝1敗とスタートダッシュに成功したが、その後3連敗を喫した。(C)Getty Images

 現地時間10月31日、ワシントン・ウィザーズはホームでフィラデルフィア・セブンティシクサーズに111-118で敗退。これで3連敗となり、今季成績を3勝4敗とした。

 ウィザーズはクリスタプス・ポルジンギスが32得点、9リバウンド、ブラッドリー・ビールが20得点、6アシスト、モンテ・モリスが19得点、アンソニー・ギルが11得点、八村塁が10得点、6リバウンドを記録。

 シクサーズはタイリース・マキシーが28得点、ジェームズ・ハーデンが23得点、17アシスト、トバイアス・ハリス、ディアンソニー・メルトンが16得点など、6人が2桁得点とバランスの取れた攻撃を展開。ウィザーズは相手の大黒柱ジョエル・エンビード欠場のチャンスを生かせず、ホームで敗退した。

 試合後、エースのビールは「第3クォーターの終盤に突き放され、そのままズルズルといってしまった。ディフェンスでのコミュニケーションが不足していた。マキシーにやられたのが敗因だ」と険しい表情で振り返った。

 今季2年ぶりのプレーオフ進出を狙うウィザーズは、開幕4試合で3勝1敗と好スタートを切ったが、25日のデトロイト・ピストンズ戦で控えガードのデロン・ライトが右ハムストリングを負傷。6~8週間の離脱が決まり、本日のシクサーズ戦では3年目のデニ・アブディヤを控えに回し、アンソニー・ギルが先発を務めた。

 スタメン変更についてビールは「(ライトの負傷で)ローテーションを変える必要があり、僕は今まで以上にボールハンドラーを務めているが、それは言い訳に過ぎない。任された役でやれる限りのことをやるしかない」と述べた。
 
 これでチームはイースタン・カンファレンス8位に後退。連敗中はいずれも相手に110点以上、フィールドゴール50%以上、3ポイントも40%以上と高確率で決められているように、ディフェンスが崩壊している。

 また、本日のシクサーズ戦ではビールの4本を筆頭に、チーム全体で15ターンオーバーとオフェンスでのミスも目立った。

 ビールは「(連敗で)チームのムードが暗くなってしまったが、まだ7試合。みんな勝ちたくてたまらないんだ。またすぐに波に乗れると思うけど、この負けから学ばないといけない。何度も同じミスを繰り返している。何とか切り替えないと」と自身に言い聞かせるように語った。

 そして「オフェンスが不調でも、ディフェンスも影響されてはいけない。(悪い状況から)抜け出すために必要なのはコミュニケーションだ。ディフェンスでコミュニケーションをしっかり取ってお互いを支えなければ勝つことはできない」と警鐘を鳴らした。

 レギュラーシーズンは約6か月、82試合という長丁場だけに、どんなチームでもアップダウンはある。今後はシクサーズ、ブルックリン・ネッツ、メンフィス・グリズリーズとタフな相手との対戦続くが、チームは守備での連携を高め、何とか悪い流れを断ち切りたいところだ。

構成●ダンクシュート編集部
 
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