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ベンチプレーヤーでの2桁得点試合数がリーグ1位! 地元記者が八村塁を絶賛「ウィザーズで最も信頼できる」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.11.09

今季の八村はシックスマンとして安定した活躍を披露している。(C)Getty Images

 ワシントン・ウィザーズに所属する八村塁は、現地時間11月7日、敵地でのシャーロット・ホーネッツ戦に出場。ベンチから26分間の出場で、シーズン最多タイの16得点に3リバウンド、1ブロックの活躍を見せ、チームの連敗ストップに貢献した。

 これまで前半で得点を量産する試合が多かった八村だが、このホーネッツ戦では16得点中11得点を後半に記録。第3クォーター終盤にチームに流れを引き寄せる6連続得点、フル出場した第4クォーターは序盤に4得点と欲しい場面でしっかりシュートを決めており、残り2分半には貴重なブロックを決めるなど、攻守で存在感を放った。

 そんななか、『NBCS Washington』のチェイス・ヒューズ記者が同日に公開された記事で八村を「ウィザーズで最も信頼できる選手」と称賛し、以下のように続けた。

「ハチムラはフィールドゴール(46.2%)と3ポイント成功率(25.0%)でキャリアワーストと完璧ではないが、ウィザーズで自身の役割をうまくこなしている。ヘッドコーチのウェス・アンセルドJr.は、ハチムラの攻撃力をセカンドユニットで発揮できるようにローテーションを組んでおり、ほとんどの場合、ハチムラは成功している」

「今シーズン、ハチムラは安定した得点力を発揮しているが、出場時間に大きなバラつきがあるにもかかわらず、このような結果を残している。1試合32分出場したこともあれば、18分しかプレーしなかった試合もあった。ハチムラはローテーションのトップ7に入る選手だが、アンセルドJr.HCは第4クォーターにホットハンド(シュートが好調)な選手を起用し、ハチムラが使われないこともある」
 
 そしてヒューズ記者は、「ハチムラにとっては他のポジションにはない、セカンドユニットでの安定感を手に入れる絶好の機会かもしれない。(カイル)クーズマは先発に定着したが、(ベンチの)ハチムラの後方には彼の出場時間を脅かすような選手はいない」とした。

 キャリア4年目の八村は最初の2シーズンは先発PF(パワーフォワード)として起用されていたものの、昨季はクーズマの加入と、個人的事情で開幕から欠場し控えに降格。

 それでも復帰後はベンチから得意のミドルレンジに加え、3ポイントを44.7%と高確率で決め、42試合(先発13試合)で平均11.3点を奪取。

 今季も11試合すべてベンチ出場で、平均11.0点、4.9リバウンド、0.9アシスト、フィールドゴール成功率46.2%、3ポイント成功率25.0%、フリースロー成功率69.2%という成績を残している。

 スタッツ上で特筆すべき数字はないものの、2桁得点は11戦中9試合。これはチーム2位タイで、先発出場のないの選手では、インディアナ・ペイサーズのベネディクト・マサリンと並び、リーグトップタイの数字となっている。

 今季のウィザーズは選手層が厚いとは言えないだけに、ホーネッツ戦のようなパフォーマンスを継続できれば、背番号8の評価はさらに上がりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部
 
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