NBA屈指の万能ビッグマン、ニコラ・ヨキッチ率いるデンバー・ナゲッツは、ここまで9勝5敗(勝率64.3%)でウエスタン・カンファレンス3位につけている。
現地時間11月16日にホームで行なわれたニューヨーク・ニックス戦でナゲッツは103-106で敗戦。しかし、この試合はヨキッチが新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル、アーロン・ゴードンが体調不良と、先発2選手が欠場していた。
特にヨキッチは、今季も平均20.8点、9.5リバウンド、8.9アシスト、1.5スティール、フィールドゴール60.6%と大黒柱として素晴らしい活躍を見せているだけに、ナゲッツとしては大幅な戦力ダウンを余儀なくされた。
それでも、ジャマール・マレーが21得点、9リバウンド、6アシスト、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープとジーク・ナジが13得点、ブルース・ブラウンが12得点、6リバウンド、3アシスト、2ブロック、ジェフ・グリーンが10得点と奮戦。
そして同プロトコルから復帰したボーンズ・ハイランドが5本の3ポイント成功を含む21得点に7リバウンド、2アシストの活躍を見せた。
17日に公開された元NBA選手のJJ・レディックらがホスト役を務めるポッドキャスト番組「The Old Man and the Three」で、ハイランドはチームの大黒柱であるヨキッチについてこのように語っていた。
「MVPになってからも、この男はすごく謙虚なんだ。それに彼はこれまでに浴びてきた数々の称賛についても話そうとしない。ひたすら練習しているだけなんだ」
ヨキッチは昨季平均27.1点、13.8リバウンド、7.9アシスト、1.5スティール、フィールドゴール58.3%と八面六臂の働きでナゲッツをプレーオフへ導く殊勲者となり、2シーズン連続のMVPに輝いた。
リーグ最高級のビッグマンは先日、通算79回目のトリプルダブルを達成したことでNBA歴代6位へ浮上。ウィルト・チェンバレン(78回)を抜き去り、センターとしてリーグ史上最多のトリプルダブルに達している。
2年目の今季、平均14.7点、2.2リバウンド、3.5アシストを残すハイランドは、ヨキッチという選手をこう称えていた。
「すべてはチーム、そして勝つためなんだ。これまでに受けてきたどんな称賛であろうと、彼が全く気にかけていないとまでは言わないけど、話そうとしない。彼は『オーケー。それは隅に置いておこう。僕はチャンピオンシップを勝ち取りたいだけ。複数回の王座を手に入れたいんだ』って感じでやっている。それがヨキッチという男の日々のアプローチなのさ」
日々のコンディショニングを怠らないヨキッチは、得点、リバウンド、アシストと3拍子揃ったセンターであり、チームファーストの選手としても知られている。
今夏に超巨額契約を締結し、心身ともに全盛時にあるヨキッチだが、これまでに残してきた実績に溺れることなく、NBAで複数回優勝するというゴールを目指し、ハングリーな姿勢を維持している。
セルビア出身の27歳が健在である限り、今後もナゲッツはリーグ屈指の強豪であり続けるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
現地時間11月16日にホームで行なわれたニューヨーク・ニックス戦でナゲッツは103-106で敗戦。しかし、この試合はヨキッチが新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル、アーロン・ゴードンが体調不良と、先発2選手が欠場していた。
特にヨキッチは、今季も平均20.8点、9.5リバウンド、8.9アシスト、1.5スティール、フィールドゴール60.6%と大黒柱として素晴らしい活躍を見せているだけに、ナゲッツとしては大幅な戦力ダウンを余儀なくされた。
それでも、ジャマール・マレーが21得点、9リバウンド、6アシスト、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープとジーク・ナジが13得点、ブルース・ブラウンが12得点、6リバウンド、3アシスト、2ブロック、ジェフ・グリーンが10得点と奮戦。
そして同プロトコルから復帰したボーンズ・ハイランドが5本の3ポイント成功を含む21得点に7リバウンド、2アシストの活躍を見せた。
17日に公開された元NBA選手のJJ・レディックらがホスト役を務めるポッドキャスト番組「The Old Man and the Three」で、ハイランドはチームの大黒柱であるヨキッチについてこのように語っていた。
「MVPになってからも、この男はすごく謙虚なんだ。それに彼はこれまでに浴びてきた数々の称賛についても話そうとしない。ひたすら練習しているだけなんだ」
ヨキッチは昨季平均27.1点、13.8リバウンド、7.9アシスト、1.5スティール、フィールドゴール58.3%と八面六臂の働きでナゲッツをプレーオフへ導く殊勲者となり、2シーズン連続のMVPに輝いた。
リーグ最高級のビッグマンは先日、通算79回目のトリプルダブルを達成したことでNBA歴代6位へ浮上。ウィルト・チェンバレン(78回)を抜き去り、センターとしてリーグ史上最多のトリプルダブルに達している。
2年目の今季、平均14.7点、2.2リバウンド、3.5アシストを残すハイランドは、ヨキッチという選手をこう称えていた。
「すべてはチーム、そして勝つためなんだ。これまでに受けてきたどんな称賛であろうと、彼が全く気にかけていないとまでは言わないけど、話そうとしない。彼は『オーケー。それは隅に置いておこう。僕はチャンピオンシップを勝ち取りたいだけ。複数回の王座を手に入れたいんだ』って感じでやっている。それがヨキッチという男の日々のアプローチなのさ」
日々のコンディショニングを怠らないヨキッチは、得点、リバウンド、アシストと3拍子揃ったセンターであり、チームファーストの選手としても知られている。
今夏に超巨額契約を締結し、心身ともに全盛時にあるヨキッチだが、これまでに残してきた実績に溺れることなく、NBAで複数回優勝するというゴールを目指し、ハングリーな姿勢を維持している。
セルビア出身の27歳が健在である限り、今後もナゲッツはリーグ屈指の強豪であり続けるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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