現地時間１月９日、ワシントン・ウィザーズは本拠地キャピタル・ワン・アリーナでニューオリンズ・ペリカンズと対戦した。

　ウィザーズのスタメンはモンテ・モリス、コーリー・キスパート、カイル・クーズマ、クリスタプス・ポルジンギス、ダニエル・ギャフォードが務めた。

　ティップオフからウィザーズは、ポルジンギスとキスパートが交互に得点を重ね、10－0とスタートダッシュに成功。ただペリカンズもヨナス・ヴァランチュナスのポストプレーやCJ・マッカラムの個人技で反撃し、徐々に点差を詰めていく。

　八村塁は残り６分に登場し、３分半にミドルジャンパーで初得点を記録。一時ペリカンズに逆転を許したウィザーズだったが、クーズマの連続３ポイントやデニ・アブディヤのレイアップで37－35で第１クォーターを終えた。

　第２クォーター序盤、八村はタージ・ギブソンのレイアップをアシスト。終盤には力強いドライブでゴールへ侵入してレイアップを決めたものの、ウィザーズはクーズマのファウルトラブルもあってオフェンスが停滞し、56－68と12点のビハインドで後半へ。
  　第３クォーター早々、クーズマが５つ目のファウルをコールされるが、ギャフォードの得点、ポルジンギスの３ポイントプレー、クーズマのダブルクラッチで一気に３点差に詰め寄る。この流れを維持したかったウィザーズだったが、その後はターンオーバーやショットミスを連発して再びリードを広げられる。
　
　残り５分半に投入された八村は２分に左コーナーから３ポイント、終盤にはジャンパーを成功。ウィザーズはポルジンギスも３ポイントを決めるなど終盤に盛り返し、88ー100で最終クォーターを迎えた。

　第４クォーター、八村はヴァランチュナスからオフェンスファウルを誘発するも、残り９分にクーズマがファウルアウト。得点源を失ったチームは攻守で精彩を欠き、ペリカンズに15ー0のランを許して点差は20点台に。ウィザーズは試合序盤の２桁リードを生かせず、112－132で敗れた。

　３連敗のウィザーズは、ポルジンギスが23得点、10リバウンド、クーズマが19得点、８リバウンド、キスパートが17得点、モリスとギャフォードが13得点と先発全員が２桁得点をあげたものの、チーム全体で20本のターンオーバーを犯し、そこから39失点を喫して完敗した。

　八村は27分間の出場で９得点、３リバウンド、１アシスト、１ブロック、フィールドゴール成功率33.3％（４／12）、３ポイント成功率33.3％（１／３）だった。

　今季戦績が17勝24敗（勝率41.5％）となったウィザーズは、11日にホームでシカゴ・ブルズと対戦する。

構成●ダンクシュート編集部