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トレード話が浮上中の八村塁が揺れる胸中を告白「僕のゲームを好んでくれるチームにいたい」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.01.23

約2週間後、八村はどのチームのジャージーに袖を通しているのか?(C)Getty Images

 現地時間1月21日(日本時間22日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズはホームのキャピタルワン・アリーナでオーランド・マジックと対戦。一度もリードを許さず、138-118で完勝した。

 これでウィザーズは、ブラッドリー・ビールがハムストリングの痛みから復帰してから2戦負けなし。この勝利により、今季成績をイースタン・カンファレンス11位の20勝26敗(勝率43.5%)とした。

 この日は前の試合で無得点に終わっていた八村塁が見事な挽回を見せ、29分59秒の出場でゲームハイ、かつキャリアハイに並ぶ30得点(フィールドゴール13/22、3ポイント3/5)、5リバウンド、2ブロックの大活躍。

 さらにカイル・クーズマが25得点、10リバウンド、6アシスト、ビールが17得点、8アシスト、クリスタプス・ポルジンギスが17得点、6リバウンドをマークするなど、計7選手が2桁得点を記録した。

 今季の八村は出場全30試合でベンチスタート、さらには右足首の骨挫傷で戦線離脱も経験。そんなキャリア4年目について、試合後にこのように話していた。
 
「アップ&ダウンがありました。チームとしてそう感じています。僕としても、ケガをしたことで、1か月くらい離れていました。ケガからの復帰はタフでした。僕らにはいいピースが揃っていると思います。でもどうにかして誰かがすべてをまとめないといけません。

 ……カルチャーでしょうか。僕に言えるのはそれだけです。難しいことです。僕ら全員にとって、今いる位置は望んでいるものではありません」

 また、注目を集めたのは、やはり八村の去就だった。18日に『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者、ウィザーズ番記者のジョシュ・ロビンズ氏は、ウィザーズが八村のトレードオプションを探っていると報道。こういった状況下にある以上、レポーターや記者から移籍に関する話について聞かれるのは当然だろう。

 記者からの「ウィザーズにトレードを要求したんですか?」という質問には「ノーコメント」、そして「トレードされることになると思いますか?」という問いには「わかりません」と返答した八村。さらにこう口にしていた。
 
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八村が掲げる“ゴール”とは