日本バスケ界の至宝の新加入を、米バスケ界のレジェンドが大歓迎している。

　現地時間１月23日、米スポーツ専門局『ESPN』をはじめ複数のメディアが、ワシントン・ウィザーズとロサンゼルス・レイカーズの間でトレードが合意に達したと報じた。レイカーズはキャリア４年目のケンドリック・ナンに加え、将来（2023、28、29年）のドラフト２巡目指名権３つを放出する代わりに、ウィザーズから八村塁を獲得した。

　2019年のプロ入りからウィザーズ一筋でプレーしてきた八村のトレードが急転直下に決まった。NBA公式サイトには、早速レイカーズのユニフォームを着た八村の写真がアップされ、「レイカーズがルイ・ハチムラを獲得」という記事が掲載された。

　レイカーズのゼネラルマネージャーを務めるロブ・ペリンカ氏は、同サイトの記事のなかで「ルイと彼の家族をレイカーズに迎えることができ、とても嬉しく思う。ウイングのポジションにサイズと層の厚みを加えることがチームの目標だったため、ルイのような攻守両面のスキルを持ち、アップサイドを持つプレーヤーを獲得できるチャンスは、そうそうあるものではない」と興奮して語る。

　八村は今シーズン、ウィザーズで30試合に出場し１試合平均24.3分のプレータイムで13.0点、4.3リバウンド、1.2アシスト、フィールドゴール成功率48.8％、３ポイント成功率33.7％、フリースロー成功率75.9％という成績を残しており、NBA17回の優勝を誇る名門は、この24歳の日本人に熱視線を送っていた。
  　八村のレイカーズ加入は、同チームのレジェンドも歓迎している。NBA史上最高選手のひとりと称され、レイカーズのポイントカードとして黄金時代を築いたマジック・ジョンソン氏は自身のツイッターを更新し「レイカーズのルイ・ハチムラのトレードを歓迎する」と日本人選手の加入を喜んでいる。

　加えて同氏は、八村の新加入はチームに良い刺激をもたらすと予想しており「ハチムラはコートの両エンド（攻守両面）でレイカーズを本当に助けてくれるだろう。彼の身長と身体のサイズはディフェンス面で、チームの助けになるはずだ」と効果的な補強だと述べている。

　最後にレイカーズのレジェンドは、八村へ今後の期待を込めたアドバイスを送っている。「彼は長身でアスレティック、そしてスマートだが、コートの両端でもっとアグレッシブにプレーしなければならない」と、トッププレーヤーへ成長するための注文を付け加えている。

　米バスケ界のレジェンドからも期待を寄せられる八村。"金言"を受けた24歳から、今後も目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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