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レイカーズの2本柱に亀裂?故障がちなデイビスに「レブロンと関係者は不満を持っている」と現地メディアが指摘<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.02.18

2020年にレイカーズを優勝に導いた黄金デュオだが、今季になって関係悪化を指摘する声も。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズのアンソニー・デイビスが、現役トップクラスの実力を持つビッグマンであることに疑いの余地はない。その一方で、ケガが多い"ガラスの肉体"により、評価が分かれる選手でもある。

 2019年7月に3チーム間トレードでレイカーズに加入したデイビスは、今季で所属4年目。ここまで35試合に出場して平均26.0点(リーグ13位相当)、12.3リバウンド(同1位相当)、2.5アシスト、1.17スティール、2.00ブロックを記録しているが、右足のケガもあって24試合を欠場、チームもウエスタン・カンファレンス13位(27勝32敗)に甘んじている。

 また、プレー面以外でも槍玉に挙げられる出来事があった。レブロン・ジェームズがカリーム・アブドゥル・ジャバーの通算得点記録(3万8387点)を抜いた現地時間2月7日のオクラホマシティ・サンダー戦。新記録達成の瞬間、ベンチの選手たちが一斉に立ち上がり、興奮を爆発させた一方で、デイビスは椅子に座り、微動だにしなかったことが波紋を呼んだ。

 この時のデイビスの態度を含めて、『FOXスポーツ』のパーソナリティーであるコリン・カワード氏は、レブロンとの"微妙な関係"を示唆している。

「レブロンと彼の関係者は、(故障がちなデイビスの影響で)プレータイムが長くならざるを得ないことに不満を持っている。レブロンはAD(デイビス)に頼ることができない。また、ダービン・ハムHCがADにプレッシャーをかけていないことにも思うところがあるようだ。情報筋は、ダラス・マーベリックスとADからは目を離すなと言っている。ADはしかめっ面でふてくされ、レブロンはADに責任を負わせようとしている。レブロンはADと一緒であることに満足していないし、ADが怖気づくのも不思議はない」
 
 有名パーソナリティーのニック・ライト氏も、『FOXスポーツ』の番組『First Things First』で、デイビスがオールスター前の5試合のうち3試合が10点台(13点→23点→13点→19点→28点)にとどまり、ミルウォーキー・バックス戦で5つ、続くゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で4つのターンオーバーを犯し、チームも2勝3敗と負け越している点に厳しく言及した。

「ADに何が起きているのか分からない。レイカーズが(115-127で)ブレイザーズに負けたのは、忌まわしいことだった。ブレイザーズ(の先発)で203cmよりも大きい選手はドリュー・ユーバンクス(208cm)1人だけで、35点は取れたはずだ(実際は19得点)。ADの何かが変だ」

 トレード期限にラッセル・ウエストブルックを放出し、ロスターのテコ入れを図ったレイカーズ。今夏には、ブルックリン・ネッツからダラス・マーベリックスへ移籍したカイリー・アービングをフリーエージェントで獲得し、レブロン&デイビスと組ませたいと考えているとの声も囁かれるが、今後どのようなチーム作りを推し進めるのだろうか。

構成●ダンクシュート編集部