「またプレーする機会を得て楽しみにしている。久しぶりだ。ケガをするまで楽しんでプレーしていた。だからまたコートへ出て、その続きを再開できるのを心待ちにしていた」
現地時間3月1日のシャーロット・ホーネッツ戦で、フェニックス・サンズの一員としてデビューを飾ったケビン・デュラントは試合後にそう語った。
クリス・ポール、デビン・ブッカー、ジョシュ・オコーギー、ディアンドレ・エイトンとともに先発メンバーへ名を連ねたデュラントは、開始1分54秒にポールのパスからレイアップで新天地初得点をあげると、その後もブッカーからのクロスコートパスを受けて3ポイントを決めるなど、試合開始から11-0のランに貢献。
第2クォーター以降も得意のプルアップジャンパーやフェイダウェイなどで得点を重ね、第4クォーターにはミドルエリアを中心に9得点を奪取。最終的に26分50秒の出場でフィールドゴール成功率66.7%(10/15)、3ポイント成功率50.0%(2/4)と効率良くショットを沈めて23得点、6リバウンド、2アシスト、2ブロックをあげた。
ホーネッツ相手に一度もリードを許さず105-91で完勝したサンズは、デュラントのほか、ブッカーがゲームハイの37得点に6リバウンド、7アシスト、2ブロック、エイトンが16得点、16リバウンド、ポールが11アシスト、2スティールを記録。
キャリア15年目で自身4球団目の初陣を飾ったスコアラーは試合後、「すごく神経質になっていた。バスケットボールを1000試合くらいプレーしていなかったからね」とジョークを飛ばし、地元メディア『Bally Sports Phoenix』へ「今日は緊張した」と感想を述べた。
「新たなチーム、新しいグループで、いい仕事がしたかったし、みんなのためにハードにプレーし、(人の話を)聞く耳を持つ男でいたいからね。だから今日はずっとそういったことを考えていた。でも実際に試合が始まると、チームメイトが素晴らしく、俺を快適にさせてくれたよ」
サンズはこの勝利で今季戦績を34勝29敗(勝率54.0%)とし、ウエスタン・カンファレンス4位。シューターのランドリー・シャメットは足を痛めて欠場が続いているものの、デュラントが戦列復帰したことでほぼベストメンバーが揃った。
東京五輪以来の共闘となったブッカーはデュラントについて、「彼がショットを放つ時は毎回、軽々とやっていた。ディフェンダーが精一杯手を伸ばしてコンテストしたり、ファイトオーバーをしようとしたのに、彼は苦にせず、平然としていた」と感服していた。
レギュラーシーズン、サンズは残り19試合。来月15日にはプレーオフが開幕するが、デュラントは「とてもよくフィットできていると感じているし、みんなができるだけ俺を快適にしようとしてくれた」と好感触を得ている。史上屈指の万能スコアラーとともに、チームは日を追うごとに調子を上げていきそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
現地時間3月1日のシャーロット・ホーネッツ戦で、フェニックス・サンズの一員としてデビューを飾ったケビン・デュラントは試合後にそう語った。
クリス・ポール、デビン・ブッカー、ジョシュ・オコーギー、ディアンドレ・エイトンとともに先発メンバーへ名を連ねたデュラントは、開始1分54秒にポールのパスからレイアップで新天地初得点をあげると、その後もブッカーからのクロスコートパスを受けて3ポイントを決めるなど、試合開始から11-0のランに貢献。
第2クォーター以降も得意のプルアップジャンパーやフェイダウェイなどで得点を重ね、第4クォーターにはミドルエリアを中心に9得点を奪取。最終的に26分50秒の出場でフィールドゴール成功率66.7%(10/15)、3ポイント成功率50.0%(2/4)と効率良くショットを沈めて23得点、6リバウンド、2アシスト、2ブロックをあげた。
ホーネッツ相手に一度もリードを許さず105-91で完勝したサンズは、デュラントのほか、ブッカーがゲームハイの37得点に6リバウンド、7アシスト、2ブロック、エイトンが16得点、16リバウンド、ポールが11アシスト、2スティールを記録。
キャリア15年目で自身4球団目の初陣を飾ったスコアラーは試合後、「すごく神経質になっていた。バスケットボールを1000試合くらいプレーしていなかったからね」とジョークを飛ばし、地元メディア『Bally Sports Phoenix』へ「今日は緊張した」と感想を述べた。
「新たなチーム、新しいグループで、いい仕事がしたかったし、みんなのためにハードにプレーし、(人の話を)聞く耳を持つ男でいたいからね。だから今日はずっとそういったことを考えていた。でも実際に試合が始まると、チームメイトが素晴らしく、俺を快適にさせてくれたよ」
サンズはこの勝利で今季戦績を34勝29敗(勝率54.0%)とし、ウエスタン・カンファレンス4位。シューターのランドリー・シャメットは足を痛めて欠場が続いているものの、デュラントが戦列復帰したことでほぼベストメンバーが揃った。
東京五輪以来の共闘となったブッカーはデュラントについて、「彼がショットを放つ時は毎回、軽々とやっていた。ディフェンダーが精一杯手を伸ばしてコンテストしたり、ファイトオーバーをしようとしたのに、彼は苦にせず、平然としていた」と感服していた。
レギュラーシーズン、サンズは残り19試合。来月15日にはプレーオフが開幕するが、デュラントは「とてもよくフィットできていると感じているし、みんなができるだけ俺を快適にしようとしてくれた」と好感触を得ている。史上屈指の万能スコアラーとともに、チームは日を追うごとに調子を上げていきそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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