専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

ハーデン、アービングとの“ネッツビッグ3”が失敗に終わった理由をデュラントが語る「一緒にフロアに立つ時間が足りなかっただけ」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.02.18

結果を残せなかったデュラント(左)、アービング(右)、ハーデン(中央)のビッグ3。その理由をデュラントは「十分にコートに立てなかった」と語る。(C)Getty Images

結果を残せなかったデュラント(左)、アービング(右)、ハーデン(中央)のビッグ3。その理由をデュラントは「十分にコートに立てなかった」と語る。(C)Getty Images

 現地時間2月9日(日本時間10日、日付は以下同)に成立した、ケビン・デュラントのトレード移籍。ブルックリン・ネッツからフェニックス・サンズへと活躍の場を移した稀代のスコアラーが、16日に入団会見を行なった。

 リーグに衝撃を与えた電撃トレードから1週間が明け、新オーナーとなったばかりのマット・イシュビア、バスケットボール運営部門代表兼ゼネラルマネージャー(GM)のジェームズ・ジョーンズとともに会見に臨んだデュラント。移籍理由や新天地での意気込みを語ったほか、2020-21シーズン途中に結成し、わずか1年で解散となったカイリー・アービング、ジェームズ・ハーデンとのビッグ3についての質問が飛ぶと、デュラントはこう答えた。

「俺たちは十分にコートに立てなかった。ジェームズ、カイリー、そして俺自身が揃った17試合は素晴らしいバスケットボールをしていたと思うけどね。でも、優勝し、偉大なチームになるためには、ともにフロアにいる時間がもっと必要なんだ。

 なぜ一緒にフロアに立てなかったかは別の話だが、その時間が足りなかっただけ。彼らは殿堂入り(に値する)選手で、毎日多くのことを学んだし、彼らにも頑張ってほしいと思ってる。ただ上手くいかなかっただけなんだ」
 
 2020-21シーズン序盤、デュラントとアービングが揃っていたネッツにヒューストン・ロケッツからハーデンが加入。しかし3人それぞれのケガや、ワクチン未接種問題によりアービングが出場を制限されたこともあり、揃ってコートに立てたのはわずか17試合のみ。2021-22シーズン途中にハーデンが再びトレードを要求しフィラデルフィア・セブンティシクサーズに移籍、そして今季のデッドラインまでにアービングはダラス・マーベリックスへ、デュラントはサンズへ旅立ち、ビッグ3は跡形もなく瓦解した。

 のちにNBA史を振り返った時、このビッグ3は失敗例として語られることだろう。しかし、もし3人が何の故障も諸問題もなく、多くの試合で揃ってコートに立っていたら——。リーグの歴史は変わっていたかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

【PHOTO】近年最高の”天才スコアラー”!ケビン・デュラントの厳選ショット!
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号