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4連勝のウォリアーズが今季初の貯金「3」。エースのカリーも5~9日のアウェー3連戦で復帰か<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.03.03

カリー不在ながら4連勝と好調のウォリアーズ。そのエースも間もなく復帰が見込まれている。(C)Getty Images

 現地時間3月2日、ゴールデンステイト・ウォリアーズは本拠地チェイス・センターでロサンゼルス・クリッパーズと対戦。115-91で4連勝を飾り、今季成績を33勝30敗とした。

 この日は前半終了時点で45-56と劣勢だったウォリアーズだが、第3クォーターに爆発。開始2分時点で49-61と12点ビハインドの状況から、まずはドンテ・ディヴィンチェンゾのフローター、ジョーダン・プールの3ポイントで反撃の狼煙を上げる。

 同クォーター残り6分過ぎにクレイ・トンプソンの3ポイントで同点に追いつくと、ここからプールのフリースロー、ケボン・ルーニーのダンク、アンソニー・ラムとジョナサン・クミンガの3ポイントが決まって一気にリードを拡大。最後の1分40秒間にはプールがフリースロー5本と3ポイント2本で連続11得点をあげ、この12分間だけで42-16と完全に試合を引っくり返した。

 後半開始時点の11点ビハインドから15点リードに転じたウォリアーズは、最後まで点差を広げて快勝。プールが第3クォーターの22点を含む34得点、トンプソンが19得点に自己最多の11リバウンド、クミンガも3試合連続の2桁となる19得点と続いた。
 
 これでシーズンの勝ち越しが「3」となった昨季王者だが、これは今季63試合目にして初。開幕から勝率5割前後の戦いが続いていたなかで、現在ウエスタン・カンファレンス5位と、ようやく上昇気配を見せている。

 そんなウォリアーズにさらなる朗報が届いた。左足の故障で2月上旬から戦列を離れているステフィン・カリーが、間もなく戻ってくるようだ。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によれば、カリーは3月5日のロサンゼルス・レイカーズ戦から始まるアウェー3連戦のどこかで復帰を果たす公算が高いという。

 ウォリアーズは明日3日にホームでニューオリンズ・ペリカンズ(ウエスト10位)と戦ったあと、5日にレイカーズ(同11位)、7日にオクラホマシティ・サンダー(同13位)、9日にメンフィス・グリズリーズ(同2位)との対戦が控えている。今季平均29.4点を稼ぐ絶対エースの復帰で、混戦レースを抜け出せるか注目だ。

 一方、悪夢の第3クォーターでフィールドゴール成功わずか4本、試合を通じて同成功率36.0%に沈んだクリッパーズは泥沼の4連敗。カワイ・レナードが21得点、7リバウンド、メイソン・プラムリーが12得点、20リバウンドと気を吐いたものの、ラッセル・ウエストブルック加入後いまだ勝ち星なし、33勝32敗で7位転落と正念場を迎えている。

構成●ダンクシュート編集部
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